ジャンプかマガジンか

　僕は幼少時ジャンプで育った。テレビでドラゴンボールが放送される頃にはジャンプを読んでいたから、小学校１年くらいか。コロコロとボンボンだったら、ボンボンだったし、増刊号が好きだった。何よりもわんぱっくコミックは、単行本でかなりの数を所有していたけれど今は何処にあるのか不明。リンクの冒険は本当に好きだった。
　ジャンプを購入しなくなったのはスラムダンクが終了したとき。ろくでなしブルースも、ドラゴンボールも終わっていたと思う。今ではコミックでワンピースやルーキーズ（イタリアに来てから終わってしまったらしい）、HUNTER×HUNTERを読んではいるけれど、久しく週刊少年ジャンプを購入していない。ジョジョの奇妙な大冒険の連載が始まった時の事を覚えているし、未だに僕の中ではジョジョ＝波紋オーバードライブでしかない。あの頃のジャンプって勢いがあったし、ビッグタイトルが並んでいた。CITY HUNTERや聖闘士星矢、電影少女など。てんで性悪キューピッドから幽遊白書。Level Eはマニアックだったけれど、あの世界観は最高だった。
　マガジンは自分で購入したことがないが、高校の時に借りて読んでいた。Boys be...は色々な意味で話題だったし、金田一君は犯人当てとトリック解きで暇つぶしをしていた。それ以外はまるで記憶にない。サンデーはコミックだけ。YAIBAにうしおととら。からくりサーカスは途中から購入していない。
　中学からはアフタヌーンやモーニングのコミックばかりを読んでいた。スピリッツのコミックも読んでいたし、マスターキートンを読んだ時は思わず、中学の国語の先生にまで薦めてしまった。漫画は絶対に読まないと言った彼は、結局全巻購入していた。その代わりに薦められたのが風の谷のナウシカの原作。まだその当時は完結しておらず、高校に上がってからやっと最終巻が出版されたと記憶している。
　僕らの世代の男子をカテゴライズする場合、簡単な指標がある。ジャンプ派なのかマガジン派なのか、それともサンデー派なのか。コロコロなのかボンボンなのか。ファミコンかセガか。サッカーか野球か。例えばジャンプならばどんな漫画に熱中していたのか。中学の僕のクラスの大半はジャンプで、マガジンは少数派だった。高校に入ってからはジャンプより、マガジンが人気で、ヤングマガジンももちろん人気があった。
　今の小学生はどんな漫画を読むのだろうか。アニメばかりで、ジャンプやマガジン、コロコロとかボンボンは読まないのかもしれない。ワンピースだったり、ポケモン、デジモンとかだろうか。もしくはプレステかNintendoか。下手すると漫画なんて読まずに、彼らがカテゴライズされるのはどの塾に通っていたのかだったりするのだろうか。