EURO2004

　ユーロ2004が始まってからは、サッカーの話しばかり。僕も欠かさず見ている。日本では地上波では全試合の放送はしていないだろう。ユーロ2000の時は衛星で放送していて、全ての試合をビデオに録画した。フランスがワールドカップに引き続き、ユーロでも優勝した時である。当時はジダンのプレーばかり見ていた。それ以降はポルトガルのサッカーが好きになってフィーゴのプレーばかり見ている。
　ポルトガルは2002年のワールドカップに引き続きぱっとしない。僕は2002年はポルトガルが優勝するだろうと思っていたけれど、イタリアと同様に韓国に負けてしまった。今回のユーロではフランス、イングランド同様に熟成したチームになっている。どのチームも、今回のユーロで引退するプレイヤーが多そうだ。2年後のドイツワールドカップには、どれだけのベテランが残っているだろうか。
　僕は基本的にイタリアのサッカーが好きではない。特にトラパットーニのサッカーは面白くない。ちなみにトラパットーニはペルージャ外国人大学でこの間講演をしたばかり。カテナチオで守ってヴィエリ１人でゴールというのが面白味に欠ける。オランダサッカーの用に点を入れてなんぼのサッカー思想の方が好きだ。トッティの唾吐き行為は、セリエAの中では日常茶飯事の行為だろうが、国際試合でやればただの野蛮人である。弁護士の言い訳も幼稚だった。また試合後はどのチャンネルもサッカー批評番組を放送しているのだが、まるで小学生のケンカだ。ローマファンは、ローマの選手を出すべきだと言い、ミラノファンはミラノの選手に固執する。戦術的な分析をするわけでも無く、トラパットーニが悪いとかデルピエロを変えるべきだとか、スポーツジャーナリストとは思えない様な発言ばかりだ。ワールドカップで負けたのを審判の所為にしていたけれど、今回予選で負けた場合はどんな言い訳をするのだろうか。
　今までの予選を見た感じでは、フランス、スウェーデンが調子が良いようだ。僕としてはポルトガルに残ってもらって、フランスとの決勝戦が見たいが、チェコなどの伏兵もいるので予選リーグの結果が出ないと決勝戦の予想もつき難いだろう。