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最近は写真日記。

イタリア入国までの流れ:2004後半

 今回初めてアリタリアを使ったが、成田のチェックインカウンターで「ビザか滞在許可証はお持ちですか?」と質問される。ヨーロッパを旅行する際には、ビザや滞在許可証を持っていないと色々と言われることはあるが、日本でそこまで突っ込まれたのは初めてだ。
 アリタリア航空は噂通り。というよりもイタリア感覚。日本企業の様な過剰なサービスがあるわけでもなく、ただ食事と飲料を運び、フライトアテンダントは奥でおしゃべりをしている。
 僕は今回8月末に滞在許可証が切れているので、入国審査の際には「観光で」と言おうと思っていたが、ローマのフィウミチーノ空港の入国審査は至って簡単なものだった。パスポートの写真のページを見ることもなく、ビザページの空いている場所にハンコを押して審査終了。質問も何も無かった。2002年、シンガポール航空で入国した際には、写真のページからビザのページまで色々と調べられて、「何処に行くんだ?」「ペルージャで、語学を」「どれくらい?」「半年ほど」といった様な質問の後に、ビザのページを爪で引っ掻いたりしてしつこく調べていた。
 トランクを引き取って、止められることもなくローマへと向かった。フィウミチーノ空港からローマ・テルミニまではレオナルド・ダ・ヴィンチ急行がある。英語で問題なく国鉄のチケットが買えるのも、フィウミチーノ空港だけだと思っていた方が良いかもしれない。ローマ・テルミニなど、大都市ならまだしも、ペルージャなどに行ってしまえば英語などはまるで使い物にならない。
 ペルージャ外国人大学に通うのであれば、パラッゾ・ガレンガの地下にクェストゥーラ(警察署)があるので、滞在許可証を申請するのは容易い。今年から申請日が月、水、金の午前中のみに変更されている。僕の場合は、ペルージャ大学なのでパラッゾ・ガレンガの警察署は使えない。移民局がある方へと赴かなければならないのだが、これが1番厄介である。
 申請するために必要な書類が未だに集まらないので、まだ申請していないが、来週には行けることだろう。