apoPTOSIS:mod.HB

最近は写真日記。

CCCDからスーパーオーディオCD/DVDへ

 AVEX:エイベックスがCCCDの採用を弾力化していくという発表を行った。依田氏が退任してから、これが最初の一歩に成るのか。色々と問題の多かったCCCD。PCで聞くのもMacで聞くのも一苦労だった。僕のiTunesでも読み込めるものと読み込めないものがあった。おまけに音質も落ちるとされている。今回の発表、ASCII24ではiPod効果としているが、iTMSに繋がる動きであって欲しい。
 スーパーオーディオCD/DVDが明確にどんなものか僕は知らないが、現在の音楽CDよりも格段に音質が向上し、デジタルオーディオファイルとの差が顕著であれば値段の据え置きは構わないと思われる。しかし、現在DVD映画が1,500円で購入できるのに、音楽CDアルバム1枚3,000円は無いだろう。スーパーと小売り店の様な使い分けができれば良いが、このまま日本レコード協会が頑なに現状維持を唱えれば音楽業界は冷え込む一方だろう。
 iTunes Music Storeでは1曲99セント、日本ではいくらになるのかわからないが、100円前後になるだろうか。アルバム単位で考えれば1500円前後になる。最悪でも2000円前後にしなければ、日本でのiTMSは失敗する可能性もあるが、それ以上に現行音楽CDの値段を下げなければ、音楽配信サービスによってCDが淘汰されていく可能性もある。
 著作権はクリエータの権利であって、企業のビジネスのための隠れ蓑ではない。日本プロ野球界も同様だが、日本のくだらないタテ社会の理論はいつになったら壊れてくれるのか。「死に損ないばかりで困りますよね、この国は。しかもそいつらがしがみついて離れてくれない」と言ったある知人の言葉を思い出した。

エイベックス、CCCDからスーパーオーディオCD/DVDビデオへ移行ーーiPod効果か?
http://ascii24.com/news/i/mrkt/article/2004/09/17/651607-000.html