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最近は写真日記。

ストリートファッションレポート

 ついつい毎月チェックしてしまうのが共立女子短期大学生活科学科カラー&デザイン研究室が更新しているストリートファッションレポート。撮影場所は原宿・渋谷・銀座・代官山である。僕がファッション雑誌を読んでいたのは中学から高校にかけて。中学はキレイ系、高校は古着系だった。高校の延長で古着を来て大学に行ったら「ねぇ、何でそんなガラガラしたシャツ来てるの?ズボンもいつもフレアだし」ってダメ出しされた。「何で、あの人がしている様な格好や、髪形にしないの?」とか言われた記憶もある。基本的に地方から来ている子の方が流行には五月蝿いのだ。
 高校の先輩が代官山でショップを立ち上げてからは、そこの流用品ばかりである。それ以外は友人から流れてくるお古。高校の時は部活帰りに、渋谷・原宿と良く歩いていたが、最近は代官山を散歩して終わり。代官山にはどうも縁があるらしく、僕の先輩以外にも友人の初恋の子が、店長をしていたりして、そこから輪が広がった。渋谷でも友人がアパレル関係で働いていたが、今では六本木ヒルズに飛ばされているので、渋谷に行く機会も減りそうだ。
 先輩と良く話していたのが、「結局、原宿にしても渋谷にしても、田舎者の集まりなんだよなぁ」ということ。それは代官山にしても同じだ。地方から出てきた人間の方がやはり流行には敏感である。逆に地元の人間はちょっとそこまでルックで歩いているので、逆に田舎者に思われたりする。大学のキャンパスで、ファッション雑誌通りで歩いている人間のほとんどが地方出身者だった。そういう人間が原宿・渋谷・代官山に多い。
 地方から出てきた友人が、「東京をダメにしてるのって、結局地方出身者なんだよね」と言っていたが、頷ける点は多い。ここ数年で大きく変化した下北沢もそうだ。僕が高校の頃はただの古着の街だった。それがいつしかおしゃれな学生街に。出身地を聞くと都心の人間は少ない。
 ペルージャはイタリアでは田舎町である。手に入る衣服など限られており、学生の数に比べてファッションのカテゴリーが少ない。日本であれば、いくらでも選べるだろうが、ペルージャでは店が限られているので、結局パターン化してしまうのだ。大学生の私服等酷いものである。それに比べて日本の学生はおしゃれ過ぎるくらいだ。ちなみにペルージャにいる学生の多くは、南イタリアから親元を離れて出てきている学生が多い。つまり地方から出てきて、違う地方でデビューする様なものである。厚木とか町田とかでデビューする様なものか。
 流行も基本的には作られるものである。情報操作され、消費される。本質はなんらオタクと変わりはない。なんだったらストリートオタクファッションレポートとかにしても良さそうだ。オタクであることと、オシャレであることには何ら大差が無いように思える。

ストリートファッションレポート
http://www.kyoritsu-wu.ac.jp/nyusi/street/