iPod shuffle、Mac mini
「2種類のiPodって？」id:20041026で、触れていたフラッシュメモリベースのiPodが登場。当時の噂では256MB、149ドルだったが、現実には512MBで99ドル、1GBで149ドルである。僕の予想は99〜129ドルだったので、半分当たりか。
サイズは85×25×8.5mm、22gで、使い捨てライターと同程度のサイズである。Firewireではなく、USB接続。充電もUSBで行い、12時間の利用が可能だとか。フラッシュメモリベースであれば、もう少しバッテリーが持っても良さそうだ。
インターフェースはシンプルなもので、面白いのが埋め込まれたLED。緑とオレンジの2色で、色々な操作を確認できる様だ。液晶が無いが、後々リモコン等で追加されても良いだろう。というのも、MDやCDならまだしも、液晶無しでは聴きたい曲を見つけるのが大変である。iPodの場合、リモコンに液晶が無くても本体で確認することができた。しかしiPod shuffleの場合、「あの曲が聴きたい」と思っても、ひたすら早送りするしか方法は無さそうだ。
これはshuffleの名の如く、意図的に音楽を聴くのではなく、無意識に音楽が流れている状態を作り出すためなのだろう。iTunesとの接続方法がそれを物語っている。iPodの場合、iTunesでプレイリストを自作し、それをiPodに移す。ライブラリが丸ごと入る環境であれば、そんな必要は無い。shuffleの場合は、iTunesライブラリから自動的に、ランダムにコピーされる。iTunesのパーティシャッフルを外に持ち出す様な感覚である。もちろんiPodの様にプレイリスト編集で曲を追加することができるが、Appleの考えるshuffleの価値は、シャッフルプレイにある様だ。
Mac miniも噂通り500ドル以下のPowerPC G4 1.25GHz。16センチ四方で、厚さは5センチ。重量は何と1.32kgである。グラフィックスが物足りない気はするが、Appleがこの値段でMacを出しただけでもかなりの進歩だ。Dos/Vであれば、グラフィックスはオンボードという価格帯である。このMac miniシリーズは、これからかなり売れそうだ。逆にeMacが危うい気がする。
気になるのはやはりポータブルである。PowerBook G4のアップデートが噂されていたが、未だにその発表は無いらしい。Mac miniを見る限りでは、PowerBook G5の副産物の様な気がしてならない。デスクトップ機でこれだけ小さなサイズを作れるのであれば、これからのポータブルも期待して良さそうな気もする。相変わらずのiPod祭りだが、そろそろiTMS Japanの具体的な情報があっても良い頃だろう。
アップル - iPod shuffle
http://www.apple.com/jp/ipodshuffle/
ITmedia ライフスタイル : 話題のフラッシュメモリiPod「iPod shuffle」をさっそくさわってみた
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0501/12/news023.html
