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最近は写真日記。

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 オリコンで発表された「男女1000人に聞いた!失恋した時に聴きたい曲NO.1はこれ!」では、女性ベスト1は宇多田ヒカルのFirst Love、男性はMr.ChildrenのOverだった。2、3位は男女同じ結果で、2位がサスケの青いベンチ、3位がポルノグラフィティサウダージだった。各10位までの全20曲を見ると、男性アーティストが16曲を占めているとか。
 僕は失恋した時には何を聴いていただろうか。中学校の頃は良くふられていたので、その頃を思い出して見る。友人達とカラオケに行って歌う、当時の失恋ソングと言えばやはりチェッカーズだろうか。涙のリクエストに始まり、ジュリアに傷心、I Love you, SAYONARA、Roomにミセス・マーメイドなどは必ず誰かが歌っていた。逆に恋が始まったり、ケンカした恋人と仲直りしたりすると、Long Roadや夜明けのブレスが流れたりするのだ。中学生の分際で恋愛を分かったつもりになってチェッカーズを熱唱するのである。思い出して見ても恥ずかしいことこの上ない。それ以外には徳永英明の最後の言い訳や、I Love You、B'zのいつかのメリークリスマスは定番だった。また流石に中学生なのは、合唱コンクールで使われたオフコースのさよならや、あの素晴らしい愛をもう一度を皆で歌ったり。何よりも失恋をしたら、まずはカラオケという当時の発想がまた中学生らしい。
 そして高校時代を代表するのはやはりミスチルである。僕が高1の時にCross Roadが売れ始め、それ以来失恋ソングはチェッカーズに変わりミスチルと成った。Overはもちろん定番であるが、それ以前のBLUEやDistance、いつの日にか二人で、それにmy lifeは僕の周囲ではスマッシュヒットだった。雨のち晴れや名もなき詩、esに花、Everything(It' you)までが思い出と共に感情移入できる曲である。それ以降の曲ももちろん良いのだが、青春時代の思い出という甘酸っぱくも恥ずかしいスパイスが無い分、感情に訴えかけるものがない。それ以降の曲でガッツリやられたのは、アルバムQの友とコーヒーと嘘と胃袋だった。ミスチル以外では当時の彼女の影響で、ユーミンを良く聴いた。
 大学時代は雑食だった。サントラから始まり、真心ブラザーズ奥田民生Dragon Ashが出て来て、彼女の影響でJudy and Maryにはまってみたり。サントラは菅野よう子ばかり。真心とJAM、奥田民生は周囲の人間が共通して聴いており、現場に出てはイージュー☆ライダー、いらだちの日々、自転車などを歌っていた。DAは基本通りKjにやられ、そのままTMCに。Rip SlymeSteady&Co.もその流れである。
 振り返って見て、「失恋した時に聴きたい曲」を1曲上げるとすれば、真心ブラザーズのいらだちの日々だろう。

僕は別に大したことも無かったけれど
君は君でどうやら元気そう
僕らもう高校生じゃないけれど
君の笑い方はあの時のままさ

僕らは確かに大人ではなく
僕らは確かに子供ではなく

夢の中で夢をみてた
少女は夢の様に美しく
想像力が膨らみ過ぎて
こんなはずじゃないと苛立っていた

僕はまだまだ苛々しているぜ
性欲物欲まだまだ増えてくる
パブロ・ピカソは死ぬまで上り坂だったらしいね
僕はピカソに憧れてるんだ

 僕があまりにこれを絶賛するので、同じ研究室の子がギターで熱唱してくれたのを憶えている。
 他に卒業式ソングはSteady&Co.の春夏秋冬が思いつくし、恋人を想う歌はJAMのあたしをみつけて、旅行する時は奥田民生のイージュー☆ライダーは欠かせない。また留学する時に最適の曲はRipのTime To Go。特にSUさんとRYO-Zのリリックには心を揺さぶられたものである。

さらば我が友と過去のコラージュ
受け入れられない現実との 差のプライド
強がっていたこの背の上にも
絵にも描いた羽が見えるよ
(SU)
笛吹いて走り出す レールの果て
飛び込んだら 心の奥のトークで
夜行列車みたいだ ジェスチャー以外は
会話ない車内の 空気が止める
(RYO-Z)
Time to go さ と よ と な と ら スィーン
Bye to bye 手振れ涙 オーイエ
Time to go さ と よ と な と ら スィーン
Bye to bye もう振り返るな オーイエ

男女1000人に聞いた!失恋した時に聴きたい曲NO.1はこれ!
http://music.yahoo.co.jp/jpop/music_topics/oricon/20050301/oritpc001.html