オッパイ星人
限りなく続く、広大な宇宙の彼方に存在する「オッパイ星」そしてその星に住むオッパイ星人達の胸の膨らみ「オッパイ」は美しく、彼らの誇りと象徴を表すものである。
その「オッパイ」の右乳（うちち）にはアルファエネルギーが、左乳（さちち）にはベータエネルギーが秘められており、生命のエネルギーがそこに秘められている。しかし、オッパイ星の天文学者達の調べにより、「オッパイ」を有する星がもう1つ存在することがわかったのである。100万光年離れた星第3惑星”地球”である。しかも、その用途は様々で、己の欲求を満たすための道具に使ったり、時にはその神聖なるオッパイを商売の道具にまでしているというのである。
「この宇宙の中で、『オッパイ』を有する種族は二つもいらない」「神聖なる『オッパイ』を汚す下等種族は滅亡させるべきだ！」などのご要望にお応えして、オッパイ王国の姫”ニップル”は、オッパイ星の支配下である星々からの勇者を集い、地球を侵略、場合によっては滅亡させるべっく地球を目指したのであった。そして、ニップルたちが到着したそこは巨乳無法地帯でもある、小さな島国である日本であった。
ツッコミ所があり過ぎて、どこからツッコンで良いのかわからないが、敢えてツッコムとすれば、「何故僕にオファーが来ないのですか!!!」くらいか。高校時代野球部だった僕の友人は、大学を卒業した今でも、ドラフト会議を見る度に「毎年用意してんだけどさ！今年も呼ばれなかったよ、ドラフト！」と電話をかけてくるが、それくらい物悲しい。
いや、僕もバカじゃないんで、何故オファーが来なかったかくらいはわかっているんですよ。僕だって伊達に「おっぱいに成りたいです。しかも右乳」なんていつも公言しているわけじゃないんで。オッパイ星ではアルファエネルギーらしいけれどね、ウチチは。そう「オッパイ星」では。
僕はおっぱいに成りたい人ですから。「オッパイ星人」では無いんですよ。いや「おっぱい星人」なら友達に成れそうですけれどね。例えば音楽の変わりに、カップ数で交信とか。カタカナで「オッパイ」って書かれても、そりゃあ、ねぇ？オファーが来ても断りますよ。だって「オッパイ」だもの。
……、誰か、僕の代わりに見に行ってレビューを書いて下さい。
