秘密基地
いくら手を伸ばしたって
届くはずのない 大きな大きな空
でも僕はなんにも 疑うこともなく
きれいな未来を信じてた悔しいことがあると
堪え切れなかった 大きな大きな涙
でもあのときの僕の目は何より
輝いていたと思う
エウレカEDの高田梢枝、秘密基地。OPは見ていても、特に何とも思わなかったが、EDアニメーションは圧巻だった。OP、DAYSのサビ前はエヴァ手法で見せるものがあるけれど、このEDは歌とアニメーションが上手く演出されている。秘密基地の歌詞はTV Sizeで使われている部分は至ってシンプルである。本CDを聴いたことがないので、歌の中でどういう物語性を持つのかわからないが、「ねだるな、勝ちとれ、さすれば与えられん」そのままである。
最初はワンカットで流れていく映像に釘付けで、「このEDにこの歌詞か…」という印象だったが、物語が進むとレントンのキャラに被り、おまけに絶妙なノスタルジーを感じさせてくれる。僕は今でも現実に折り合いをつけて、イイワケするタイプの人間には距離感を感じてしまうので、「届くはずのない大きな空でも、疑うことなく手を伸ばして未来を信じていた」というシンプルさが良いのだ。「空」はもちろん「夢」に置換できるだろう。そういった子供っぽさというか、がむしゃらさってのは、「そういう時期もあったよなぁ」と振り返って懐かしむものじゃなくて、死ぬ瞬間までそのカケラを持ち合わせていたいと、僕は思うのである。
ちなみにエウレカセブンのキャラの中では、タルホが良い。エウレカにはまるで萌えず。