apoPTOSIS:mod.HB

最近は写真日記。

レントン:選択の門

「ねぇ、知ってた?此処って、みんなに何かを選ばせるとこなんだって。だからエウレカだって、きっと此処で何かを選んだんだ。それにティプトリーおばさんが言ってたけど、此処の見た目がどんなに変わっても、此処が此処であるのは変わらないんだって。俺は、昔君がここで選んだことって、凄いことだと思うし、その凄さは今も変わらないと思う。此処が変わらないのと、同じ様にね。君が、例えどんなことを前に選んでいたとしても、俺は君を信じるし、それに俺はその時の君から、何も変わってないことも信じるよ。」

 前提部の是非は別にしても、この言葉を主人公に言わせるためだけに、小説とか1冊書けるんじゃなかろうか。他の作品で、脇役がこういうことを言うと、正に死亡フラグだったりするんだけれど。

「……変わった。…私、変わっちゃったかもしれない。君が来てから私、変わっちゃったかもしれない…。」
ーわかんない。なんでかわかんないけど、俺はこの時、心からこの子の力に成りたいって思った。それが俺の選んだことだったんだよ、姉さん。

 当然の様に、「笑えばいいと思うよ」とか「これが…涙?泣いているのは私?」なんて言葉が浮かんでしまう自分を呪った。もうちょっと素直に見たかったかも。