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最近は写真日記。

コミック・バトン:Comic Baton

 Via id:KEN_NAITO:20050628#p1。
 コミック・バトンのルールは以下の通り。

1 Total volume of comic on my Bookshelf(本棚に入ってる漫画単行本の冊数)
2 Comic thought to be interesting now(今面白い漫画)
3 The last comic I bought (最後に買った漫画)
4 Five comic I read to a lot, or that mean a lot to me (よく読む、または特別な思い入れのある5つの漫画)
5 Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す5名)

本棚に入っている漫画単行本の冊数

 「わかりません」
 ブック・バトンもそうだったけれど、これもわからない。ブック・バトンで、出てきたミカン箱にも混ざっているし、本棚の1つは漫画専用だったり。少年・少女漫画、どちらもあるし、漫画喫茶にも行かないので、「漫画は買って読む」が基本。そして「買ったものは売らない」ので、溜まっていく一方。未だに一度も漫画喫茶に行ったことがない。漫画喫茶大好きっ子が、「ain_edの家には、漫画喫茶に無い漫画が沢山あるからねぇ」だそうだ。

今面白い漫画

4063141764EDEN 1?It’s an Endless World (1)
遠藤 浩輝

講談社 1998-04
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 「今」というか、シリーズが始まってから、毎回楽しませてくれる作品。なるたると良いツートップだったが、なるたるの方が先に終了。EDENの救いのない世界、弱肉強食の世界は、シックリくる。何巻もかけて救った少女が、次の巻ではあっけなく殺されたり。

「人間が神様を必要とするのは、この『世界』が無慈悲で、理不尽で残酷だから。
たとえば貧しく生まれ、差別され、尊厳を奪われた者に向かって、『たまたま運が悪かったので諦めろ』と言っても納得はしないでしょ?法や社会に守ってもらえなくなった人たちは結局『神』に頼るしかないんだ。でも逆に考えれば、『神様』がいる限り、『世界』は残酷なままだという事」

 でも遠藤浩輝の作品で、一番好きなのは、短編集の「神様なんて信じていない僕らのために」なんだけれど。

4757715226放浪息子 (1)
志村 貴子

エンターブレイン 2003-07
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 1巻を読んだ時点では、ラブ・バズの方が勢いがあるなと思ったが、2巻目以降はしっかりと志村貴子っぷりを見せてくれる。多分、1巻は、ぼくは、おんなのこ、と同時期に読んだからあまり何も感じなかったのだろうけれど。

4091884911period (1)
吉野 朔実

小学館 2004-05-28
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 吉野朔実の連載もの。未だにしっかり連載されていて、続きが単行本化されるのかわからないけれど、吉野朔実の新刊が出るのであれば絶対に買う。

「きっと必要な時が来る。それまでおまえは学ぶことを怠るな。1日1冊は本を読みなさい、何でもいい。自由に教育を受けられるーそれは何にも代えがたい幸運と知れ」

4063211444げんしけん (1)
木尾 士目

講談社 2002-12
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 アニメ化もされているので、もう定番作品。オタクと非オタク。そして非オタクが、オタクに恋をした場合、そのコミュニティにどう関係していくのか、とか「あるあるwwww」とか思える作品。これはやっぱり、全ての電車男エルメス女に読ませるべき作品だと思う。つまりはオタクが非オタクに薦めるべき作品だと思う。

最後に買った漫画

 これも曖昧。ブログを読む限りだと、以下の2冊か。

4091885012残暑?鬼頭莫宏短編集
鬼頭 莫宏

小学館 2004-06-30
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 パパの歌とポチの場所は流石だった。

「オレの人生寄り道曲がり道だらけ、だったわなぁ。くだらねえ戦争にも行った。工場に努めてみりゃ経営者が夜逃げした。仲間の仕事手伝ったり。店も何回かやったなあ。他人の借金のカタにもってかれたりなぁ。でもそうして、ここにたどりついた。だから、ここにいられるんだってなぁ。まぁ、いつまでやれっかわかんねーけどなぁ」ポチの場所

4088767152柴犬?森田まさのり短編集
森田 まさのり

集英社 2004-12-17
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 表題作は、お笑い芸人の物語。ボケとツッコミのあり方について。ROOKIES、面白かったのになぁ…。

よく読む、または特別な思い入れのある5つの漫画

408860234Xいたいけな瞳 1 (1)
吉野 朔実

集英社 1991-03
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 この作品が吉野朔実との出会い。「ちょっと物語は意味わかんないんだけれどね、君が前に言ってたことが、台詞として出てくるから」と、チアの彼女が貸してくれたのがこの1巻だった。これ以降、吉野作品は一通り読み漁った。少年は荒野をめざす、ぼくだけが知っている、ジュリエットの卵、ECCENTRICS、恋愛的瞬間のシリーズものはどれも無意識の内に読み返してしまう。最近の短編集では、栗林かなえの犯罪は面白かった。

4197735812風の谷のナウシカ 1 (1)
宮崎 駿

徳間書店 1987-07
売り上げランキング : 8,487

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 「宮崎作品の中でどれが好き?」と聞かれれば、必ず「ナウシカの原作」と答える。「ナウシカが好き」という人がいれば、「原作は読んだ?」と聞く。そこで「もちろん、原作を読んでないとナウシカを好きなんて言えないでしょう」という子だと、漫画の話もアニメの話もしやすい。ただジブリ映画版の「ナウシカが好き」と言われると、「ああ、でもジブリ映画だったら、ラピュタの方がデキが良いでしょ」となって、宮崎駿について話したり、そこから庵野秀明にいって、ガンダムにいったりなんてできないわけで*1。要するにこれを読んでいないと、宮崎作品について話をすることができないわけで。

4091816916MASTERキートン (1)
勝鹿 北星

小学館 1988-11
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 多分誰もが「絶対に入れるはず」と思っていた作品。色々な意味で影響を受けているので、確かに外せない。でも「マスターキートンみたいに?」って言われても、そこまでマスターキートン信者でもないので、「いや、みたいにってわけじゃないんだけれどね」と返答に困ってしまう。考古学にロマンを与えてくれる作品ではあるけれど、かといってしっかりと学問を描いているわけではないので、そこら辺は何とも言えない。

4088716116スラムダンク (1)
井上 雄彦

集英社 1991-02
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 これも多分誰もが「絶対に入れるはず」と思った作品。あの時代、バスケをやっていれば誰もが読んでいた。バスケをやっていなくても、誰もがバスケをやっている気になった。山王戦以上の「バスケット」を描ける漫画家がこれから先に出てくるとは思えない程、リアルに「バスケット」を描いている。バスケットの筋肉がなかった桜木がしっかりと、バスケットの筋肉を身につけ、飛び方、転び方、走り方、全てにバスケットの要素が染み込んでいる。部活を初めて、1年後の自分を思い出す。ドリブル・パス・シュート。スラムダンクに描かれているバスケは、真にバスケに取り組んだものの視線だと思う。

4061037110Akira (Part1)
大友 克洋

講談社 1984-09
売り上げランキング : 7,072

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 僕らが今読んでいる漫画にしても、見ているアニメにしても、この作品の影響を受けてないものはないんじゃなかってくらいの影響力。AKIRAはもちろんだが、それ以外の短編集も外せないだろう。ハイウェイスターや、さよならにっぽん、ショート・ピースとか。童夢AKIRAの原形として面白い。個人的に好きだったのは、SOS大東京探検隊。

 たった5冊では、定番しか出せないが、ルールなのでしょうがない。スラムダンクと迷ったのがドラゴンボール。ワンピースでも良いし、BLEACHでも良いけれど、「ジャンプ作品」から受けた影響は大きい。サンデーではうしおととらYAIBA、マガジンでは金田一くんやBoys be…が何だか象徴的だけれど、兎に角、「ジャンプ作品」の根底にあるものから受けた影響は計り知れない。
 後、少女漫画。吉野朔実しか上げられなかったけれど、大島弓子萩尾望都竹宮惠子山岸凉子岩館真理子松苗あけみこなみ詔子田村由美いくえみ綾内田春菊くらもちふさこ一条ゆかり日渡早紀渡辺多恵子佐々木倫子CLAMP高河ゆん逢坂みえこ、きらとか、上げるとキリがないのだけれど、高校に入ってからは、少女漫画の方を良く読んだ。

バトンを渡す5名

 もう、何だか書く前に決まってる感じなのだけれど。
id:doron_joeさん
id:trolleyさん
id:guipureさん
id:tetsu23さん
id:WhoInsideさん
 もちろんid:laquilaさんと、mousou Renaissanceのsimonさんは、強制。
さて、次はアニメ・バトンか、ゲーム・バトンか。

*1:もちろんラピュタからナディアに飛べるけれど、やっぱり巨人兵のシーンは外せない