苦手だ
イタリアの僕の部屋の本棚には友人・知人が置いていった様々な類いの本があるが、その中には普段僕が絶対に手を出さない様な種類の本もある。例えばエッセイ。キャラが面白い人のエッセイであれば読んでいて飽きないだろうが、スポーツ選手のエッセイなどは本屋に行っても絶対に手を出さない。僕の部屋の本棚にあったのはサッカー日本代表の宮本の本であったが、手を付けずにそのままおいてある。
先日、何を血迷ったかあるベストセラーに手を出してしまった。「チーズはどこへ消えた」である。薄い本だったので直ぐに読み終えたのだが、その内容の薄さにもびっくりして、思わず読み終えた後に「…つまらん」と声に出してしまった。何というか、ありきたりだ。書かれている内容は、コロコロとかジャンプに連載されていた漫画にイヤというほど出てくる程に定番なもので、メインとなる登場人物の思考もありきたり過ぎて何の面白味もない。コロコロとかボンボンとかジャンプとかマガジンとかサンデーとか、やっぱり偉大だ。
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