apoPTOSIS:mod.HB

最近は写真日記。

CELI:Certificato di lingua Italiana

 CELIとはペルージャ外国人大学が運営するイタリア政府認定イタリア語能力判定試験である。レベルは5段階で、レベル1が入門、レベル5が最上級である。日本で実施されているイタリア語検定2級がCELIレベル2とレベル3の間くらいらしい。2005年の実施日は本日11月21日(月)であり、僕もとりあえず受験してきた。受けたレベルは3。
 事前にレベル2をやってみたのだが、それほど難しくなく、案外簡単なのではないかと思っていたが、そう甘くはなかった。レベル3になると格段に文章量が増え、出てくる単語も慣用句が多くなる。出題される長文は全て新聞からの引用で、イタリア語の教科書に出てくるような単語だけでは理解しきれない。またその長文を理解できたとしても、今度は質問の意図が読めない場合が多い。選択問題もあるにはあるのだが、その選択肢の文章が慣用句ばかりで、それがわからないと意味が無い。それならば怪しいと思うものを選べば良いと思うかもしれないが、評価は減点法で、間違えるとマイナス、何も記入しなければ0、正解するとプラスとなり、曖昧な答えは書けない。
 また制限時間もシビアで、僕は今までイタリア語の語学試験で、時間いっぱい使って解答できなかったことがないのだが、今回はリーディング・ライティング・リスニング、どれをとってもまるで時間が足りず、ライティングに至っては作文の一つに手もつけられなかった。時間配分は重要である。試験終了後、試験の傾向と対策について友人と話していたのだが、「どうしようもないよね」で終わってしまった。レベル3を受けた学生の中にはペルージャ外国人大学のイタリア語コース5レベル(最高レベル)に通っている友人もいたが、まるで歯が立たなかったようである。こういう試験は多分、外語大でイタリア語をみっちり4年間学んできた人間の方がとおり易いだろう。
 と、まるで全ての試験が終わったかのように書いているが、未だに口頭試験は終わっていない。例の如く、順番待ちで、全ての学生が口頭試験を受け終わるのは夜になるだろう。僕も夕食時になるに違いない。帰宅時に聞いたのだが、全ての結果が出るのは2月になってからだとか。どれだけ時間かけるんだ。

CELI:UNIVERSITA PER STRANIERI DI PERUGIA
http://www.cvcl.it/canale.asp?id=33