apoPTOSIS:mod.HB

最近は写真日記。

ギリシア・エトルリア・ローマ:2日目

 今回は事前にレジメを用意。といっても、エトルリア美術、ギリシア美術、ローマ美術の寄せ集めと、ボッティチェリプリマベーラ、そして古代から16世紀までの世界史年表だけである。話しをした順番はルネサンス、ダンテの神曲からである。例の様に、トスカーナ方言、フィレンツェ、地獄、煉獄、天国と簡単に説明し、地獄で登場するウェルギリウスに持っていった。キリスト以前の彼が登場することにどういう意味があるのか。彼は何者なのか。そういった話しをして、アエネイスへ。そこでトロイからギリシア、シュリーマンアテネ、スパルタ、マグナ・グレキアに触れ、曜日に出てくる神様の説明をし、アエネイスに戻り、ローマ建国の話し。
 簡単に共和制期の話しをして観光地の見方など。エウレカセブンと絡めて、シラクサアルキメデスシチリア、それとカルタゴハンニバルなどもネタとして使った。次はフォロ・ロマーノの話しで、ここではカエサルアウグストゥスについて触れた。ここで月の話し。といっても、要するにJULYとAUGUSTの由来と、SetteからDieciのズレについて。
 そこからは東西ローマについて簡単に触れ、十字軍やビザンツなどルネサンスに関わる事柄を上げていく。ルネサンスに関しては幅が広い上に複雑過ぎるので、プリマベーラの図像を説明。ゼフィロスと偏西風、ニンフとフローラ、キューピッドと3美神などに触れる。
 最後に前回見せられなかったエトルリアの骨壷の写真を使って、簡単に説明して終了。今回はレンジが広過ぎて、1時間半ずっとしゃべりっぱなしだった。勉強不足を痛感しながらも何とか講義を終えた。2回連続で出席してくれた人が多くて嬉しい限りである。日常的には特に必要の無い知識ばかりだろうが、それでも何かのお役に立てればと思う。