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最近は写真日記。

変化した秋葉原

 帰国して引っ越した為に、秋葉原から少し遠ざかったわけだが、何度か足を運んだ。帰国する度に変化していて驚くが、今回の変化はかなり大きい。今までは、「住人」に変化は無く、「品」に変化があったが、最近では「住人」に大きな変化が現れている。まず再三指摘されているように、秋葉原の観光地化が大きな要因だろう。今までは「観光地」として来るのは、外国人だけだったかと思うが、それが今では「日本人にとっての観光地」として様変わりした。
 そのため週末になると、メイドによる、秋葉原観光案内が設置され、その地図を持って、メイド喫茶や、秋葉原散策をする人間を多々見る。そんな観光地化に伴って街中を闊歩するメイドや、レイヤーたちも多くなった。女性も多くなり、それに比例して、ナンパ師も登場している様だが、これはナンパなのかキャッチなのかは判然としない。
 また何だかショップの品揃えや値段も以前と比べて面白味がない。オンラインショッピングが一般化したために、ネットで購入しても大した差がない様なものばかりである。どちらかというと、相変わらずヤフオクの方が面白い商品を出していて、アキバに行くよりはそっちを覗いている方が面白い。
 新しくなった駅前も何だか近寄りがたい。路上ライブが行われていたり、何かの撮影だったり、どちらにしても、以前の雑然としていた駅前だったらあり得ない光景だろう。何というか以前のごちゃごちゃした雰囲気と、自分の世界に没頭している様な人間ばかりだったのが居心地良かったのだが、おしゃれさんカップルとすれ違うたびに、何だか居たたまれない気分になるのだ。