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最近は写真日記。

五月人形

 ジュニアに、1年遅れで五月人形を購入した。お雛様を購入する際、奥さんが色々と調べて、名のある職人さんに辿り着いたのだが、今回もそこで購入することになった。
 「昔は着られるくらいの鎧兜が流行ってたんですがね、最近では宅地面積の関係か、小さいものが主流なんですよ。兜だけ、とかね」と説明されたが、実際兜だけでも良いものはそれ相応の金額である。僕の実家には着られる鎧兜があった。今さらながらあの鎧兜がいくらしたのか気になる。
 自分の子供に五月人形雛人形を買う、という行為が親としての一つの通過儀礼なのだろう。子を思い、飾りつけ、また来年飾れる様にと、子の成長を願う。自分が子供の頃は、ある時期から「あんなの飾っても」と白けていたが、親になって感じることができる部分があった。
 僕らが購入したのは、小さいながらも鎧まで一式揃ったものである。当初の予算はオーバーだったが、「兜だけでは戦には行けませんからね」という職人さんの言葉が決めてだった。
 飾りつけが終わり、ジュニアに見せると「あ!あ!」と指で示して、興味津々であった。