現状確認：セキュリティが上がったとポジティブに考える

　準拠集団が自分の家族となり、僕の、人との繋がりは変化した。質が変わった、という見方が正しいのかもしれない。めっきり人と連絡を取らなくなった、と思う。それでも問題なく生活できるのだから、森博嗣風に言えば「セキュリティが上がった」結果でもあるのだろう。
　以前に比べて圧倒的に携帯電話の使用率が下がっている。他のコミュニケーションツールに移行した部分もあるが、全くもって携帯が意識の外にある。下手すると電源が切れたまま、という日もある。
　この調子でセキュリティを上げていけば、とりあえずシステムは安定するのだろう。しかしそんなものは流動的で画一的なものではない。一部分のセキュリティが上がれば、他部分のオープン性を妥協している、ということでもある。また身軽になった、と捉えることもできる。
　要するに現状の僕は、考え方次第で、不便とも便利とも取れる状況にいる。捉え方は僕次第。世界は結局僕世界である。