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apoPTOSIS:mod.HB

最近は写真日記。

京都3DAYS:Primo giorno, con Ken Naito e la sua fidanzata.

雑記

 午前9:20過ぎ東京発ののぞみに乗り、京都駅には11:40分には着いた。何週間も前から「しんかんせん、のいたい」とはしゃいでいたジュニアは、いざ乗ってみるとガン寝であった。子供はやはり乗るよりも外から見ている方が良いのだろう。京都に着くまで、奥さんの作ったおにぎりを食べながら外の風景を見るともなく見ていた。途中銀世界と表現してもはばからんばかりの雪景色を通過する。京都に着く頃には一転して天候は晴れ、関東よりも暖かい位だった。荷物を置きにホテルへと向かう。
 今回泊まったホテルは前回(2005年)利用した所で使い勝手をわかっていた。過去のお話は以下。
京都・大阪・神戸、三都物語:1st Day@Osaka
京都・大阪・神戸、三都物語:2nd Day@Kobe
京都・大阪・神戸、三都物語:3rd Day@Kyoto
 クロークに荷物を預けていると、「おう!お疲れ」と後ろから声がする。id:KEN_NAITOとその彼女の登場である。彼が帰ってくるのを狙ったかの用に僕らは京都入りし、出迎えていただいたわけである。「とりあえず飯」というわけで、京都駅では有名だという洋食屋へと向かう。時間が時間なだけに半時ほど待ったが、食事は事実美味しかった。ジュニア達もご満悦の様子で、パンとパスタをつまんでいた。心残りはデザートを食べられなかったことくらいで、店頭に陳列されていたモンブランが今でも思い出される。
 食後はケンケンのスケジュール通り東寺へ向かう。「立体曼荼羅は見ておけ」とそれ以外に三十三間堂を推薦されたが、そこは2005年の時に訪れていた。ここで初めて近鉄を利用する(過去に利用しているはずだが記憶にない)。東寺駅は閑散としていて、京都駅から一つ目だとは思えない位の人気のなさだった。地図を確認してみても徒歩でも可能な距離圏内ではあるが、観光客もまばらである。
 数分歩いて東寺に入る。途中小学校低学年程度の女子とその親と思われる女性とすれ違ったのだが、その女子が「3.14159265…」と呪文を唱えるかの用に繰り返していたのが気になった。「円周率だね」とケンケンを見ると「ああ、円周率やな」と苦笑していたが、「でもなんでや」という問いを二人共々飲み込んだ。
 まずはお目当ての講堂に入り立体曼荼羅(羯磨曼荼羅)を見学。ケンケンが概要と見所を教えてくれる。教養の深い男である。「来るの3回目」と言っていた。五大明王像、特に軍荼利明王が印象に残ったが、多分それは名前の印象が強かっただけだろう。ちなみにジュニアは「しゅごいねぇ」と小声で感想を述べ、ちびジュニアはベビーカーで爆睡であった。
 次に金堂である。本尊として薬師如来、両脇に日光・月光菩薩が配置されていた。仏像の作りよりも、絶妙なライティングに目を奪われ、透かし彫りの影ばかり見てしまった。「普通、如来ってのは半眼なんやけど、ここのはガン開きやねん」またもやケンケンはしっかりと仏像の説明をしてくれた。仏教と仏像の勉強をしなければと、ケンケンを見て一つ学んだ次第である。
 金堂を出ると目の前には五重塔である。しばし写真撮影となるが、ここでのネタ写真はケンケンのアップを待ちたい。多分しっかりとファインダーにとらえているはずではある。日も傾き始め、風も冷たくなって来ていたので「じゃ、コーヒーでも」ということになった。「茶でもしばくか」という言葉を期待したが、それはどうやら昭和のイメージの様だ。帰り際、一つの謎が解けた。交差点を渡った先に企業広告があったのだが、そこに「3.14159」と書かれていたのだ。「行きだけではわからず、帰りにわかる。同じ道なのに、皮肉だね」とケンケンに投げかけると「人間、ブラインドってのはそういうもんやな」と妙に腑に落ちている様子だった。
 コーヒーということで、100円でおかわり自由のマックに入る。奥さんと彼女さんの話しで盛り上がる。ケンケンは帰国早々、手に持てない位の買い物をしたらしいのだが、その中の一つがその時彼女さんが来ていたコートだという。コートをプレゼントなんてしたことない。なぜならコートは高いからである。できれば僕はTシャツくらいの値段で済ませたいのである。「この円高に何故に日本で?」という質問に「どんだけ円高だろうが、向こうで買えるものがないからさ」と答えたケンケンの言葉は、ある意味経済の本質、というか優位性の本質を突いていると感じた。日本はそれだけ魅力的であり、潜在的需要を秘めているという裏返しとも取れる部分である。
 しばし歓談の末、京都駅に戻る。「どうしようか?」という質問に「とりあえずお土産を」と答えた奥さん。お土産と言っても他人にではなく、自分の家にである。ということで、伊勢丹の地下に行き試食の漬け物を食いまくる。すぐきが何か、というトピックはあったが、文句なしのヒット商品は梅大根だった。ただその場で購入したのは茄子の漬け物と、山芋のわさび漬けである。「これは今日の夜食用。持って帰るのはまた後日」しっかりその日の夜食に山芋は完食した(茄子は結局持って帰った)。
 「夕食は豆腐がいい」とメニューが決まり、席取りの為にケンケンと彼女さんを残し、僕らは一度ホテルに戻りチェックインを済ます。食事どころは駅ビルの上。下階に「拉麺小路」という拉麺専門フロアがあって惹かれたが、流石に京都に来てまで拉麺は却下だった。メニューで豆腐料理を頼むと、一つの目的ではあった湯葉も登場。ご満悦の奥さんではあったが、「豆腐料理は食べたから、次は湯葉料理ね」と次の日のメニューが決定した。単品で頼んだごま豆腐が美味しかったが、普段スーパーで購入しているごま豆腐もそれなりの味を出しているんだと再認識した。
 食後はお別れの時間である。一日中観光につき合ってもらい、挙げ句に子供の世話までしてもらい、彼女さんに手みやげまでもらってしまった。JRの改札で見送る。「次会うのは夏か?」「多分な」ということで、半年に一回のペースであっている現状が多いのか少ないのかはわからないが、今では家族ぐるみでの付き合いに発展している現状を喜ぶべきだろう。ノードが増える。リンクが増える。繋がりが増える、という幸せだとも思える。彼ら二人の今後の行方は決定事項ではあるが、それが履行された暁にはまた新たな幸せが増えるのだと思う。
 お出迎えから観光まで、まる一日ありがとうございました。今年も宜しく。