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最近は写真日記。

Express5800/110GEにグラボ装着

目的
PCI-E×8を持つ(PCI-E×16コネクタなし)サーバーM/BにPCI-E×16のグラフィックカードを乗せる

使用したもの
PCIスロット変換-PCI-164PIN-変換アダプタ 480円
GF8600GT-LE256Hグラフィックカード 2,780円
ダイヤモンドヤスリ(ダイソーにて購入) 200円
ニッパー(ダイソーにて購入) 100円
計3,560円

参考にしたサイト
NEC Express5800/110Ge
NEC Express5800/110Ge用に改造 RH3450-E512HW/HS

 変換アダプタを33mmほどダイヤモンドヤスリで削る。しかし途中で飽きてニッパーで切りまくり、断面をヤスリで仕上げる。作業時間は20分ほど。削ったアダプタをマザーボードに差し込むと、案外と困難なく差し込める。この時点で、コイルの並びを見るとそこまで削らなくてもいけた事に気がつく(マザーボードの個体差で並びが若干異なるらしい)。アダプタにグラフィックカードを差し込むと、これまた案外と困難なく差し込めた。
 問題はインターフェースである。下駄(変換アダプタ)を入れている分、2cm程高くなっており、ブラケットが浮いてしまう。おまけに今回のグラフィックカードにはD-sub15とDVI-D2つのコネクタがあるのだが、その内D-sub15のコネクタが筐体に干渉して使用不能状態である。「今更アナログ端子、要らなくね?」という声が聞こえてきそうだが、使用中のモニターは三菱の15インチ液晶で、アナログ端子のみ搭載である。つまり必要なのはDVI-D端子ではなく、D-sub15なのである。一応ロープロファイル対応なのでブラケットの取り外しも可能ではあるのだが、結局DVI-D端子にD-sub15変換アダプタをかませ、モニターと接続した。
 恐る恐る起動してみると、BIOSがモニターに映し出され、XPのロゴとアンダーバーまで問題なく進んだ。が、その後「ようこそ」画面は映し出されず、ブラックアウト。つまりOSの起動はしているが、モニターに反映されていない。wikiを見る限り、OS起動前に再起動をかければ何とか起動ができそうではあったが、残念ながら何度再起動をかけてもXPの後のモニターはブラックアウトである。
 一応もう一つのPCI-E×8に差してはみるが結果は同じ。D-sub15変換アダプタがいたずらしているのかと思い、ブラケットを外し直接D-sub15と接続してみても同様ではあった。「相性が悪い」と諦めてしまえばそれまでなのだが、エラービープもなく、OSが起動している以上、相性に問題はないとしか考えられない。問題はドライバとしか考えられなかった。
 というわけでVGAモードの起動を試みる。F8のタイミングが難しく10回以上は再起動をかけたと思う。もう少しわかりやすくセーフモードに入れたら良いのに。果たしてVGAモードではしっかりと画面が出力され、ドライバのインストールまでできた。「終わったか」と思い再起動をかけると、予想に反してXPロゴの後にブラックアウト。どうやら解像度の設定が上手くいかないようだ。もう一度VGAモードで起動し、解像度をnVIDIAドライバで設定し、「これでダメなら諦めよう」と思いながら再起動をかける。すると何事もなかったかの様に起動し、グラフィックカードの設定も問題なく行える様になっていた。
 気になる点はスリープからの起動で、モニターの反応が遅くなっていたことと、デスクトップ画面右端にマウスアイコンが消えてしまう(多分画面領域が足りない)ことくらいである。今回のグラフィックカードは「8600GTの癖にファンがうるさい」という評判ではあったが、そこまで気にならない(静音化していない為)。3DMark05はまだ試していないが、CPUがボトルネックなので、試す価値もなさそうだ。
 Express5800/GEのアップグレート計画としては、後CPUを換装させて終わりである。ここまでの金額として、本体12,800円+メモリ(CFD ELIXIR)2GB2,980円+今回3,560円=19,340円である。1月18日のインテルの価格改定を待って、Q8200にするか、E8500にするかを決める。現状、市場ではどちらも同価格で、近場のソフマップでは16,800円で販売されていた。計36,140円(OS抜き)でQuad対応と相応のGPUも使用可能PCのできあがりである(中古市場を歩けばそれ以上に安くできる事は確かだと思う)。
 またメモリに至っては年末よりも更に値下がりし、同等の値段で4GB購入できる(ノーブランドでなくとも)。ちなみにExpress5800/S70タイプSDを、14,800円(NTT-Xにて購入推奨)にて購入すれば、HDD160GBにメモリ1GB、CPUもCeleronではあるが、2GhzとGEよりは充実しており、何よりもマザーボードが通常のG33なので、クライアントOSの使用に支障がない。もちろんPCI-E×16も標準対応なので、グラフィックカードの転送ロスなく乗せられる。ちなみにサウンドもオンボード。なので、グラフィックカードに投資しようと思うのであればタイプSDが重宝するだろう。デメリットとして電源が250wなので、すぐにでも換装ということになるだろうが(電源を取るかマザーボードを取るかという選択以外に、筐体のデキも選択肢の一つである)。