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最近は写真日記。

埼玉文化財巡り

 先週は、埼玉県立博物館、岩槻城跡、先日は吉見百穴と、埼玉県内の文化財を巡っている。埼玉県立博物館はコンパクトな展示で、中世以降が充実している。さきたま古墳群と氷川神社に関する展示は浅いので、それらは別途訪れる必要性がある。今回の収穫としては、平将門に関する展示が充実していたこと。タイミング良く、平将門関連の本を読んでいたので、いつもはあまり足を止めない中世にあっても、しっかりと見入ってしまった。
 もう一つの収穫として、岩槻城跡公園がある。スケジュールには入っていなかったのだが、博物館にて情報を仕入れた後に、立ち寄ってみた。黒門と呼ばれる門を残す程度だが、ほどよく整備された公園で、子どもたちとアインを遊ばせるのに持ってこいの場所であった(歴史関係なし)。また時間を持って遊びに行こうという話しで落ち着く。
 吉見百穴は予想外に面白かった。戦中の軍需工場に関しては異様な雰囲気で、子どもたちは怖がっていた。僕は地震があったら生き埋めだな、という意味で不安にはなった。メインの横穴墓だが、時代は下るもののエトルリアのtombaに通じるものがあった。特に追葬と家族葬、そして棺を置いたと思われる部分の台座の存在である。装飾は施されておらず、墓内空間も狭いが、機能面での類似性を見ることができた。
 周辺にある岩室観音、吉見観音など見るべき所も多く、またのどかな地域であるためドライブには丁度良い。ただ観光場所がコンパクト過ぎて、飲食関係は道の駅が一番の充実処、という感じである。もう少し足を伸ばせば熊谷。隣りには鴻巣に川島町。それと坂戸もある。興味のある方は是非。