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最近は写真日記。

読書スタイル

図書館にはあまり行かない。行くと欲しくなって、あれもこれもと手を出してしまう。手を出すというのは、奥付けをメモって本屋に買いに行ってしまうのだ。小学校の時に、「図書室に行って本を読みましょう」という時間があったが、人から強制される読書時間…

高校生だった

id:mitsubeさんのmitsuberry*(どうせサカリのついた女子高生ですから)は面白い。そして高校生だった頃の自分を思い出して、何となく恥ずかしくなる。何よりも素晴らしいのは、10代の生活は純文学そのものであることをこれでもかと見せつけてくれる、その表…

他人事とは思えない

大量の雑誌で底抜け、重症、アパート、2時間後に救出 東京都の木造アパート2階の部屋の床が抜け、1階の部屋に落下したらしい。階下に住む住人は以前から「上の部屋の床が抜けそう」と危機感を感じていたために、何事もなかったが、2階の部屋に住む住人は大量…

今週、浮気します

id:tetsu23さんのところで紹介されていた、[本]「今週、妻が浮気します」id:tetsu23:20050204/bookを読んで見た。感想としてはまるで釈然としない。 某大手質問掲示板に「妻が今週末、浮気相手に会いにいくようなんですが、どうするべきか」という質問が投稿…

書庫が欲しい

将来自分で家を所有する様なことがあれば、絶対に書斎と書庫は欲しい。日本の実家の部屋は4.5畳、クローゼット、出窓にロフトである。ロフトの広さは2畳もないだろう。布団を敷いて少しスペースが空く程度である。部屋は本とガラクタと家電とPCと洋服で散乱…

ネコソギラジカル、2月発売

先日の講談社「ミステリーの館」2005年1月号で触れられていた、西尾維新のネコソギラジカル。2月に発売が決定したのは「ネコソギラジカル(上)十三階段」である。カバーイラストには哀川潤。やはり噂通り<戯言シリーズ>はこのネコソギラジカルで完結とな…

いつになるんだネコソギラジカル:西尾維新

11月27日(土)に「Live at ファウスト@講談社」が行われたようだ。id:cry_condorさんのRadio CON$ MINIにその内容が上げられている(id:cry_condor:20041128#1101660249)。僕が何よりも気になるのは西尾維新のネコソギラジカルに何が起こったのか、である…

10代の時に読みたい「マンガ」

僕が漫画を読み始めたのは比較的遅い方だ。小学校2、3年からコロコロやボンボンを買い出したが、周囲の子たちは既に少年ジャンプを手にしていた。逆に僕がジャンプを定期的に購読していたのは、中学3年間で、それ以外はコミック中心である。 シブ経ティー…

物語かキャラか

ライトノベルが大人気の様だが、キャラ萌えが主流だろう。ゲームにしても漫画にしても、アニメにしてもその傾向が顕著に伺える。物語があるにも関わらず、キャラものが売れる。物語から乖離してキャラが1人歩きする。東浩紀や大塚英志が再三指摘してきたこ…

何のために生きているのか、と問われたら?

「死」id:ain_ed:20041029についてのお話しが出たでので、「生」についても少し。 西尾維新の戯れ言シリーズ、クビキリサイクルにて、「じゃあ、あんたは何のために生きてんのよ?」*1という問いに、主人公いーちゃんはこう答える。 「念のために」 このクビ…

『電車男』の舞台裏

先日発売された電車男の書籍版。もちろん僕は現実に触れられないので、どんなレイアウトに落ち着いたのか疑問だった。掲示板スタイルの読み物を、どう再構成して出版するのか。それに電車男を読む場合、あの2ch独特な言い回しが無いと面白くない。普段はウザ…

理系と文系:Ver.2.0

前回の「理系と文系」id:ain_ed:20040317を書いてからも、色々と考えて、最近はまた違う視点をもっている。前回は「理系が残した混沌を文系が抽象で補う2層構造をとっている」という風に結論づけたが、方法は以上の様であっても構造は違うのではないか?と…

三四郎と富士山

昼間に友人に会い、夕食後そのまま3人で富士山へ。本当だったら最初から富士山へ向かい、頂上を目指すはずだったが、あまりの道の混みように断念。久しぶりの再会だったので色々を話しをして、22時頃、道が空いたので高速で御殿場に向かう。僕は富士山に登っ…

乱読中

専門書以外に読んでいるのはバラバラ。以前は1冊読み出すとそれだけに掛かりっ切りだったけれど、今回は乱読に挑戦中。というのも知り合いの研究者が「うーんとね、僕は1冊に集中することってできないんです」みたいなことを言っていて、僕は1冊集中型だ…

青空文庫と電子書籍

青空文庫にはいつもお世話になっていて、入力者の方々には感謝の言葉しかみつからない。著作権の切れた作品をデジタルに変換し、公開していく。夏目漱石や芥川竜之介、太宰治、宮沢賢治またトルストイやコナン・ドイル、果ては紫式部まで入力作業が済んだ作…

冷静と情熱のあいだにあったもの

Cosi CosiさんのHPを覗いて久しぶりに思い出した、冷静と情熱のあいだ。原作を読んだのは、まだ日本の大学で3年生の頃だと思う。その当時、関係が気まずかった彼女に薦められて読んだ本だ。辻仁成の作品は、それ以前にほとんど読んでいたが、江國香織の作品…

イプセン

イプセンは本で読んだというよりも演劇で観たものが多い。知り合いのプロデューサーがイプセンの戯曲を毎年公演している。その中で今でも思い出すのが人民の敵だ。圧倒的多数という言葉に躍らされる人間たち。この圧倒的多数とはイプセンの言う不完全で教養…

TRPG:テーブルトークRPG

ファウスト賞で思い出した、スニーカー文庫と富士見文庫、そしてドラゴンマガジンにコンプティーク。どれも中学1年から中学3年までは断続的に読んでいた。その頃のテレビゲームはスーパーファミコンが全盛だった。小学高学年ではゲームブックが流行ったり…

ファウスト賞

ファウストが既にVol.2まで出ているのは知っていたが、まさかその中でファウスト賞が公募されていたとは知らなかった。メフィスト賞とは何が違うのか?と思って少し調べてみたら、応募資格が1980年以降の生まれであること、400×120枚以内で、優秀…

大学の授業と教科書

大学の授業で用いる教科書は、日本の大学の教科書の様に高価である。また、日本では通年で一冊の教科書(教授が書いた本など)を用いる場合が多いが、ペルージャ大学では違う。1カ月毎にモジュールが区切られているので、1モジュール毎に使う教科書が変わ…

西尾維新と佐藤友哉

メフィスト賞でデビューし、新時代の作家として代表される2人。どちらも1980年以降の生まれで、メフィスト賞投稿時は10代だった。西尾維新は、戯れ言シリーズの他に流水トリビュート、最近ではきみとぼくシリーズが出てるらしい。ちなみに戯れ言シリ…

理系と文系

森博嗣が定義した理系と文系は「文章を書ける能力がありながら理化学の知識に基づいてるのが理系で、それ以外は文系」だったかと思う。要するに文系は理系の一部であるという考え。僕は中学までは理数系の成績の方が良かったが、高校からは進路のために文系…

森博嗣

すべてがFになるから始まったS&Mシリーズ。出版がそうであっただけで本当は4作目だったというのは有名な話し。このシリーズで僕が好きだったのは、すべてがFになると今はもうない、そして有限と微小のパン。Fと有限は真賀田四季が絡んでいるから面白いの…

メフィスト

初めてメフィスト賞に触れたのは大学2年の頃。それまでミステリー系はまるで興味がなかった。小学生の時に読んだ三毛猫ホームズやシャーロックホームズ、島田荘司くらい。それ以降は純文学ばかり。火曜サスペンスや湯煙系の奥様ミステリー番組もまるで見ず…