apoPTOSIS:mod.HB

最近は写真日記。

攻殻機動隊Ghost in the Shell

 日本では3月6日にイノセンスが公開らしい。攻殻機動隊劇場版を初めて見たのは高校の時だ。WOWOWで見た記憶がある。初めて見たときは何が何だかさっぱりわからなかったが、パソコンを使い始めてからやっと理解できた。攻殻機動隊以前のアニメの中ではどうも、電脳=メカという雰囲気が強い気がする。ガンダムに代表されるロボットものや、ドラゴンボールなどに描かれた小物メカなど。
 高度情報化社会を具体的に描いていたアニメはあの時代少ないだろう。もちろん原作は漫画だけあって、漫画の中にはそういうものは結構あると思う。攻殻機動隊を見ていて思い出したのが、サイレントメビウス。確かレビア・マーベリックという女性が出てくるが、彼女にはヒューイ・デゥーイ・ルーイの召使いロボットがいて、彼女の記憶装置は人工衛星直結だった。中学校の時に読んだまま読み返してないのであまり定かではないが、それだけ拾うと状況(内容は別にして)は攻殻機動隊に近い。
 アキラにしても小物にはハイテク系が使われるものの、位置的には超能力アニメだろうか。人を覚醒させるのであれば電脳化した方が効率的であって、アキラのようにナイトヘッドをいじる必要性もない。もちろん電脳化した人が、人間であるかないかという定義は棚上げにしておく。押井守はメルマガの中で、「人のいない、人形の世界」と表現していたけれど。
 パトレイバー劇場版の1も監督が同じだけあって情報系か。小学校の時に流行ったけれど。エホババベルの塔とレイバーの暴走。ゆうきまさみのあの原作でそこまで持っていったのは素晴らしいけれど、あれから10数年たって、未だに情報系にこだわってるいるのはどうなのだろう。それが押井守の表現したいことなのか、それともそこが彼の終点なのか。どちらにしてもイノセンスを見れば次のビジョンが提示されているのだろうけれど、リアルタイムで見られないのかなり残念だ。