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最近は写真日記。

大学のシステム3(イタリア文学)

 ルネッサンスから1700年代の啓蒙主義まで。流れとしたら古典主義、人文主義、反宗教改革バロックとマニエリズモ、アルカディアときて啓蒙主義。実際のところこの時代、日本だったらイギリスかフランスの方が重点的に勉強されるだろう。僕が持ってる、山川出版社、世界史用語集(1994)ではイタリア=ルネッサンス以降、イタリアの統一までまるでイタリアのことには触れていない。
 最初に躓いたのがCommedia dell'arte(コンメディアデラルテ)。最初そんな言葉は知らなかったのでそのまま訳してしまった。もちろん辻褄が合わないので調べてみれば、仮面即興劇のことをコンメディアデラルテというらしいことがわかった。簡単な筋書きがあるものの決まった脚本が存在しない、アドリブ劇。全ては役者次第で劇の内容が決まってしまう。役名としてアルレッキーノやパンタローニなどがあり、無知である僕はただ単にからくりサーカスを連想しただけだった。
 次にタッソー。タッソーという名前を知ってはいても作品を知らない。出てきたのはアミンタというもの。この後にグアリーニも出てくる。どちらも牧歌劇でフェッラーラ公国にて有名になる。AmintaとPastor Fidoに関しては作品の名前も、内容も知らずましてや牧歌劇がなんなのかもわからなかった。
 メタスタジオ(トラパッシ)はメロドラマ(音楽劇)。メタスタジオは初耳。メロドラマは昼ドラか?と思ったが辞書にはしっかり音楽劇と書かれている。作品はOlimpiade。脚本を渡されるも、未だ読み切れず。
 最後がゴルドーニとアルフィエリ。ゴルドーニはコンメディアデラルテの流れからで、作品もIl Teatro Comico。アルフィエリはMirra。この二つも作品、つまりは脚本を読まなければならないがいつになることやら。
 演劇を学んでいたり、オペラを学んでいたりすればきっとどれもがメジャーなのだろうが、僕はどれもこれも初物尽くしだった。ぶっちゃけてしまえば、授業を受けた今でもまるでわかっていないし、実際興味もない。多分日本で中世史を学んだ時に、平家物語を読まされて通年が終わってしまった感覚に似ているかもしれない。