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最近は写真日記。

体育教室

 スポーツは平均よりは何事もこなせると思っている。幼稚園の頃から体育教室に通い、小学校3年までスポーツのほとんどは教え込まされた。夏にはキャンプ場に行き、冬にはスキーをしに雪山、もしくはスケート場。小学校2年から高校に入学するまで剣道の道場に通い、小学校4年から中学まではサッカークラブへ。中学の部活は軟式テニスと剣道部。もしくは帰宅部
 高校からは本格的に部活に入部してバスケ部へ。オーストラリアに行ってる間は、サーフィンやフリークライミング、乗馬、アーチェリー、空手教室にも通った。抜けているものが一つ。野球だ。バッティングセンターには行くことがあるが、野球というものを習ったことがない。というよりどうも野球が好きになれない。
 原因の一つがテレビ。好きだったアニメや番組が野球中継で潰れることがしばしばあった。放送時間が長い上に延長する。2時間半の映画が長いと文句を言う人間も平気で野球の延長放送を見ている。シーズン中のニュースは野球の話題ばかり。二つ目が僕は基本的に待つスポーツが好みではない。野球やバレー、ゴルフもそうだ。そのどれをとってみても生涯できるスポーツではあるけれど、僕は絶対的に週末にゴルフや、ビールを飲みながら野球など見たくもないし、やりたくもない。
 ゴルフはまだメジャーだとしても、野球は実際のところメジャーではないだろう。日本ではここ最近サッカーが流行りだした傾向があるけれど、世界的にみたらサッカーの方が段違いでメジャーなスポーツだ。野球は、クリケットくらいマイナーなんじゃなかろうか。日本人には合っているスポーツかもしれないけれど、人に会う度に「君はどこのファン?」とか聞くのは止めて欲しいし、日本人だから野球が好きだとは決めつけないで欲しい。ある意味情報操作。ある意味集団心理。日米対抗野球の面白さをわかるにはある意味植民地的思考がなければ理解し難い。
 体育教室では野球はやらなかった。それも僕にとっては作為的な教育かもしれない。小学校で草野球をして面白いと感じなかったのは、野球チームに所属するクラスメイトの集団性と彼らの内輪だけの社会性に苛立ちを感じただけかもしれない。結果としてそれが自分の個性を判断する材料になったことは言うまでもない。