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最近は写真日記。

インターネットと情報操作

 世界のインターネットユーザーの過半数がgoogleを使用している。日本では3分の2以上のユーザーだろうか。もちろんその中には他のサーチエンジンなどの併用、またはgoogleに引っ掛からないリンクを辿っていく方法もある。今まではヤフーにしても検索エンジンgoogleのものを使用しており、提携解消後はヤフー独自の検索エンジンを用いるという。日本ヤフーの動向はわからない。infoseek、gooにしても検索エンジンgoogleのものが使われている。
 攻殻機動隊Stand alone complexでは情報操作にネットが使われている。もちろんマスコミにも情報をリークするが、場面で良く用いられるのは一般ネットである。現実社会においても、2ちゃんねるやアングラ系のページを見ればある程度の情報を得ることができるがまだテレビのワイドショー程の威力はない。原因としては日本の一般ユーザーには情報源としての掲示板の認知度が低かったり、アングラ系HPに行き着くまでの面倒臭さや胡散臭さもあるのかもしれない。掲示板に関しては良質なものもあれば、過去ログを読まないユーザー、煽ったり荒らしたりするユーザーがいてそれに愛想を尽かしているユーザーもいるのだろう。
 googleサーチエンジンを使って調べ物をすれば、リンク数やアクセス数で上位に位置するページをランキング形式で表示してくれる。googleポータルサイトとして使っているユーザーが前述の様に過半数を閉めれば結果として消費されるHPも限定されたものになってくるだろう。例えば何か新しい現象に対しての定義を知りたくてgoogle検索をかけた場合、もしかしたら情報操作された定義が一般化する危険性もある。こういった問題はこれから顕著になってくるのではないだろうか。まずは米国、それから日本や韓国、中国といった情報化が進んだ国の順に。その時に国民が情報の取捨選択ができるか、もしくは情報に躍らされるかによってその国の質が決まるのではないだろうか。