apoPTOSIS:mod.HB

最近は写真日記。

宇宙から情報が降ってくる?

 もちろん人工衛星を用いた情報ネットワークの話し。今はH2Aに名称変更しているけれど、初期のH2ロケットが打ち上げられる時に、衛星を介したネットワークがこれからのスタンダードになるという話しを聞いた。今のスタンダードはADSLで準スタンダードがFTTHか。もっと言うならば銅線と光ファイバー。しかも銅線の場合はdownstreamがupstreamを上回り送受非対称で通信が行われるのでAsymmetrical [ Asynchronous ] Digital Subscriber Line。光ファイバーはFiber To The Home。週アスでも読めばきっと1ヶ月に1度は特集でもしているようなネタ。
 初めてH2の話題を聞いたのは大学の2年の頃。まだイリジウム、衛星携帯電話があった頃だと思う。日本でも人工衛星の打ち上げをって特集の中にこれからは情報は宇宙から降ってくるといったようなことがあって、僕は期待した。それにそれが上手く行けば衛星携帯も安くなり、世界規模で同じ携帯が使えるとも謳っていた。もちろん今は光ファイバーがあって、第3世代の携帯電話で世界規模で通話が可能だ。
 そして未だに上手く行かないH2Aロケット。次で7号機だとか。宇宙開発事業団も再編されたことで、ある程度計画が上手くいってくれればとも思う。いつの日にか一般ネット接続が人工衛星を介し、情報が本当に宇宙から降ってくるようになったら、一つ単純な疑問がある。それはdownstream、つまりは情報の下りは良いかもしれないが、upstream上りの場合に各家庭でどうやって情報をupさせるのだろう。イリジウムなみのアンテナを各家庭につけるのか。それとも光ファイバーを最大限に生かして中継基地を作り、そこから一気にあげるのか。
 現実的に考えて光ファイバーで地上ネットワークを組んでいる方が効率が良いし、セキュリティ面でも安全だろう。それでもそういった無謀とか無駄とか思われることをやってしまうことが将来への布石になるのではないか。特に宇宙開発が進み、研究者だけではなく一般の人たちへの窓口として人工衛星と個人を結ぶことは将来的に有用ではなかろうか。