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最近は写真日記。

あしたをつかめ:発掘調査員

 プラネテスの地上波放送後に、気になって観たのが、このNHK教育あしたをつかめ平成若者仕事図鑑〜「発掘調査員」である。若者に様々なジャンルの職業を紹介する、仕事ガイダンス番組なのだそうだ。その中で、7月12日の放送が発掘調査員だったそうだ。僕が今日観た放送は再放送だった。
 紹介されたのは奈良、桜井。僕も2〜3度訪れた事がある。一昨年、去年と用事があって滞在した。桜井市埋蔵文化財センターにもその際に訪れて、奈良文化財研究所の方も見学していた。若い方が受け付けにいたので、もしかしたらテレビに出演していた彼だったかもしれない。展示物は銅鐸が有名だが、メスリ山の円筒埴輪の方が観ていて面白かった。
 放送を観ていて、調査員ってこんなものだったっけ?と考えてみたが、あんなにシンプルで夢のあるようなものでもない。シンプルと言うよりは地味で、ルーチン作業ばかり、夢というよりは土ばかりの日々だ。教育委員会と調査員、そして作業員。教育委員会の調査員って稀だろう。ほとんどは教育委員会文化財課の職員であって、担当者であっても調査員って肩書きはないはずだ。
 それに発掘調査員の仕事を紹介するのは良いが、その職業に就くためにしなければならないことがまるで捉えられていない。アルバイトとか院とか、それで現場の調査員になれるのか。それが現状と言えば現状かもしれないけれど。実際のところは作業員が良いところじゃないのか。
 最後に出てきた埋蔵文化財発掘調査支援協同組合。URLは以下に。それにしてもタイムリーな話題だった。

埋蔵文化財発掘調査支援共同組合
http://www.maibun.jp/
あしたをつかめ
http://www.nhk.or.jp/shigoto/