今後12ヶ月のPowerBookのロードマップ
APPLE LINKAGE、10月3日付けの記事。新しいMacOSX、v10.4 Tigerのリリースは2005年1月予定だとか。前の噂では6月辺りというのもあった。1月のTigerのリリースに合わせてPowerBook G5も発表したいようだが、出荷は2月以降になるとか。
原文の方ではPowerBook G4についてCPU以外にファンついても触れられている。現在のPowerBook G4ではファンのノイズが問題で、新しいPowerBook G4ではユニットを大きくし、より静かなものに変更するとか。CPUは1.8GHzと2.0GHzモデルを予定。
PowerBook G5だが、僕は半年以内に出るとは考え難い。iMac G5で放熱の問題はある程度クリアした様だが、あのCPUを2センチ厚に放り込むのはかなり困難なはず。それにシングルのG5で周波数が近ければG4との処理能力の差はそこまではないだろう。新しいPowerBookのデザインは興味があるが、しっかりと問題をクリアしてからリリースして欲しい。というのもiPod人気でMacにスイッチした人たちも多いだろうし、iPodでMacに興味を持った人たちも多数いるだろう。そういった人々に「Macは安心して使えるんだ」という製品をこれからは供給していかなければならない。
もちろん今まで安心して使えない商品を出していたわけではないけれど、Appleの直営店も増え、iPod、iPod mimiが家電オーディオとして浸透すれば、Macの知名度も必然的に上がる。UNIQLOが「安いだけ、というブランドイメージを変えたい」と思うように、Appleも「まぁほらアップルだから、諦めて……」というようなイメージを変えていかなければならない*1。つまりこれからは、アップルに好意を持つ人ばかりを対象にした商品ラインやサポートではなくて、それ以外の消費者を対象にしたサービスを考えていかなければならないはずだ。「こける気がするんだよねー。Tigerとか、PowerBook G5とか。問題多そうで」と言ったのはMac馬鹿の友人であるが、それでも彼がMacを使うのはMacが好きだからだ。しかしこれからはそうも言っていられない。
iPod以降特に注目されているアップルなだけに、これからの販売戦略はよりいっそうの変革が期待される。iPod人気に便乗する以上は、売れる時に売るべきだろうし、PowerBook G5にしても一応G5を載せましたというものでは無く、製品として安定したものを出して欲しい。Macの良さはわかる人間にしかわからないんだ、という意識はもう捨てる時期に来ているのではないだろうか*2。こっちの方が何だか宗教っぽいな……。
APPLE LINKAGE 10月3日付け 今後12ヶ月のPowerBookのロードマップ
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