Toshiba Dynabook C7/212CMHN

　12月30日に思い立って秋葉へ。ネット上で75,000円程で手ごろのノートPCを見つけていたのだが、歳末大セール狙いで秋葉原を散策。着いたのは18時前だったが、冬コミのせいか、いつもより人が多い。特にキャリアやナップザック組みを多く見かけた。彼らがコミケ帰りだと気づいたのは、買い物を終えて食事をしている時だった。新宿ねぎし秋葉店でねぎし定食を食べていると、隣では同人誌販売について熱く語っていたのだ。
　中古、ジャンク屋をまわるも、小さい店のほとんどが既に正月休み。覗きたかった店はまるで見れず。結局ソフマップ中古、じゃんぱら各店がメインになった。結果として商品は綺麗な物が多いが、その分値段も高い。8万以下で僕の望むスペックのノートPCはまず見当たらなかった。CPUは1GHz前後、メモリ・HDは増設がし易く、各ドライバが簡単にネット上で手に入るもの。光学ドライブはコンボ、最低でもDVD-ROM。液晶サイズはどうでも良いが、重量は2.5キロ程が望ましい。
　8万円であれば、見つかりそうなものだが、これが以外と見つからない。CPU、メモリ・HD、光学ドライブが要望通りでも3キロ以上だったり、2キロ程だが、CPUの周波数が低かったり。全体のバランスが良くても、ドライブがただのCD-ROMだったり。探していない時には良く目にするが、いざ自分が欲しくなるとまるで出てこないのだ。無駄足だったかな、と思い始めた時に、じゃんぱら5号店で目についたのが白のDynabook。
　79,800円でCPUモバイルCeleron 1.2GHz、HD30GB、メモリー256MB（最高1GB）、コンボドライブ、12インチ液晶にビデオRAMは16MBである。一瞬「重そうだ」と感じたが、手にしてみるとそうでも無かった。カタログ値では2.1kgである。スペックもサイズも値段も、ピッタリである。しかもじゃんぱら商品であるので、他のジャンク屋よりも信用できる商品だろう。箱、保証書は欠品だが、それ以外の付属品はほとんど揃っている。といっても、マニュアル、リカバリCD、ACアダプタ、光学マウスだけなのだが。ネット上でチェックしていた物よりも、程度が良いし、発売時期も新しい。
　結局その場で即決。実は僕が店員と話しをしている時に、ショーウインドウにへばり付いてそのDynabookを食い入るように見つめている男性がいた。僕は店員と話しながらも気になっていたのだが、その男性は財布の中身をチェックしている様でもあった。一足違いで僕が購入することになったが、それは運が良かったのか悪かったのかは、後々わかるだろう。
　初期不良交換が効くのは2週間。イタリアに帰るまでの間に、ちょっと酷使してみよう。