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最近は写真日記。

ファイアーエムブレムと言ったらサジマジバーツ

 「ファイアーエムブレムシリーズの系譜 15年の軌跡」を読んでいて、1作目の暗黒竜と光の剣のCMを思い出した。「ふぁ〜いあ〜あ〜、え〜むぶれむ。て〜ごわい〜しゅみれ〜しょん」と、騎士や剣士、司祭や魔導師の格好をした人々が舞台に並び、合唱コンクールさながらに歌っているCMである。そのCMソングは僕の周囲では大人気で、登下校の際に口ずさむでいる友人もいたくらいである。
 ドラクエの様なRPGだと思い込んでいた僕は、「また同じ様なのが出たよ」と発売日には飛びつかなかった。飛びついたのは幼なじみで、彼の家で初めてシミュレーションRPGだということを知ったのである。アクションRPGゼルダの伝説や、リンクの冒険で耐性が出来ていたが、シミュレーションRPGでしかもファンタジーは、小学生には衝撃だった。しかもシナリオやキャラが良くできていて、ドラクエやFFとは違い、主人公自体にも魅力を感じることができた。
 暗黒竜と光の剣をプレイし始め、イントロの1章を越した後、2章に彼らは現れた。その名もサジ、マジ、バーツ。通常RPGで戦士という職業は「守備力が高く、攻撃力も高い」というイメージだろう。ドラクエで言えばパーティの最前列に来る職業である。ファイアーエムブレムの場合、戦士というと高いのは攻撃力だけで、しかも武器は斧である。守備力、早さはそれほど高くなく、致命的なのは斧であるために槍に対してのみ命中率が上がるのだが、それは十分に他のキャラで補える。つまり使えないのである。
 彼らの隊長であるオグマは傭兵で、僕はこの傭兵を育てたいがためにファイアーエムブレムをプレイし始めたと言っても過言ではない。結局サジマジバーツが3人揃って出陣したのは、その1章だけだった。早々にクリアしていた幼なじみに電話すると「あ、サジマジバーツ育てた?」と聞かれたが、「使えませんな」と答えると、彼もまた「やっぱり」と笑っていた。しかしいつの間にか「ふぁ〜いあ〜あ〜」というCMの曲から、ファイアーエムブレムと言えば「サジマジバーツ」というイメージに変わっていた。
 今でもファイアーエムブレムをプレイしていて、戦士や海賊が出てくる度に「お、サジマジバーツだ」と勝手に名前を決めてしまう。幼なじみにその話しをすると、彼もまた斧キャラは全て「サジマジバーツ」と被っていたそうである。
 ちなみにファイアーエムブレムシリーズの中で1番好きなのは、聖戦の系譜トラキア776と聖魔の光石はまだプレイしていないのだが、GBAシリーズは簡単過ぎて楽しめなかった。今回の蒼炎の軌跡。今までの2Dから、3D化され、よりいっそうドラマ性が増しているのだろう。プレイしてはみたいが、ゲームキューブを購入していないので、プレイできるのはいつの日になるかわからない。そういえばティアリングサーガの続編も出るらしい。

ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡
http://www.nintendo.co.jp/ngc/gfej/
ベルウィックサーガ
http://www.enterbrain.co.jp/jp/p_pickup/2005/berwick_saga/index.html