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最近は写真日記。

ホストになってみよう:サイドストーリーその2

 オープン前の何度目かのミーティングで、メガネをして行ったことがあった。僕の視力は中学生くらいから低下し、高校の頃には黒板の文字が見え辛くなって、席替えの時には、なるべく前の方の席を確保できる様にしていた。大学に入るまでは何とか誤魔化せていたものの、大学の大きな教室ではまるで黒板の文字が見えない。おまけにキャンパスで遠くから手を振られても、誰だかわからなくなった。結局大学2年目にしてやっとメガネを購入。かといって、いつもかけるわけでも無く、黒板の文字が見えないとか、家に居る時とかしか使わなかった。
 それ以前に興味本位でカラーコンタクトを購入していたが、装着するのに時間がかかる上に、アレルギー性結膜炎なので、使用頻度は低かった。色は定番のブルー。ちなみにホストにスカウトされた時は、このコンタクトを装着していた。結局、ミーティング毎にカラコンを入れて行ったが、ある時、「別にメガネでもいんじゃね?」と思って、メガネを胸ポケットに入れて、ミーティングに行ったのである。
 特に何かを期待していたわけでもなかったが、「あ、メガネかけてるんだ」とは言われず、ただフロアチーフに、「あ、メガネはね、この業界ではあまりかけている人いないから、外しておいた方がいいよ。コンタクトにするとか」って軽く駄目出しされただけである。(え?テレビに出てくるホストってメガネの人居なかったっけ?)とは思ったものの、結局次のミーティングからカラコンを無理して入れていったのであった。