apoPTOSIS:mod.HB

最近は写真日記。

痛かった!!!

 帰国する度に僕は歯科、眼科、皮膚科に通院する。今年に入ってからこれに整形が加わったわけだけれど、先日取りあえず歯医者に行ってきた。
 右下奥歯が少し欠けたらしく、沁みたり、ものがつまったりしていたのだ。写真をとって確認すると、歯間が大分開いていた。結局被せていた金属を一度取り、もう一度金属を被せ直すということになった。金属を取り外し、削っていく。当初冷たいものを飲んだ時の様な、響く痛さだったのだが、どんどん痛さが増していく。僕は頭痛意外であれば、基本的に痛さに鈍い。歯が痛くても、削られても、特に表情を変えることがない。が、しかしその時はかなり痛かった。それでも「まぁ、これを耐えないと治療できないわけだし」なんて考えながら、そのまま我慢していた。一度口をゆすいだ時には、常温の水でさえ沁みて、流石にこれはちょっとおかしいな、と考え出した。
 そうしていると医者が「あっ」と治療の手を止めた。そして「…神経がちょっと出ちゃってるなぁ。危なかったねぇ、もうちょっとしたら激痛が走ってたよ」と彼は微笑んだのである。「激痛的なものなら最初からずーっと走ってましたが」とは言えず、「まず神経の処置からしましょう」という言葉に従ったのである。もちろん「神経の処置」にも、散々痛めつけられた神経はしっかりと敏感に反応してくれたわけだが。
 歯医者で「痛かったら右手を上げてください」と言われる場合があるが、右手を上げたからと言って治療が止まるわけではなく「痛いですねぇ。もうちょっと我慢してください」と慰められるだけである。そういう意味で、僕は「歯医者で痛さを表現しても意味が無い」と思っていたが、そうでは無かった様だ。次回からはちゃんと「痛み」を表現しようと思った。