リスク分散型から集中型へ

　久しぶりに会った友人との会話。

友「それが新しいain_edさんなの？」
僕「まだだよ」
友「何か安定を求めている様に思えるんだけれど」
僕「逆じゃない？今まではリスク分散型で安定していた。これからの柱は１本しかないんだからね。自分が潰れる可能性がある」
友「ああ、そっか。ain_edさんにとっては安定じゃないんだよね（笑）」
僕「そうなんだよね。何か自分の中で逆行している感じはするけれど、「今」から続いてる「先」がちょっと楽しみなんだよね。だからまだ「新しく」はなってないし、それは別に完璧な「変化」では無いんだけれど、とりあえずやっと過去の自分から先に進めるかなって。今まで以上に何が起こるかわかんない、そういう面白さっていうのかな」
友「ああ、正にカオスだ」
僕「そうそう。今までが具体的過ぎた気がするからね（笑）。次はカオスで。もちろん目指す先は抽象なんだけれど（笑）とにかく今は自分を限定したくないんだよ」

　そんな内容だった。別段誰かに「変わったね」と言われることはないけれど、最近は自分の変化を意識している。今までだったらしなかったこと、面倒臭かったこと、分かり切ったつもりになっていたこと等を、「敢えて」する様にしている。紅子が「時にはらしくないことをしないと、私という存在がわからなくなるでしょ」という様なことを言っていたが、それに近い感じはするが、僕の場合は「私という存在」が固定される度にいつでも壊したい人だから、ちょっと違うかもしれない。プラモデルが完成すると、投げて壊したくなるような、壊れたパーツで、パテとか、他のプラモから部品を持ってきて、また新しいものを作りたくなるような、そういう欲求。