草津よいとこ湯けむりツアー
毎年祖父母夫婦と温泉旅行に出かけるのだが、今年はとりあえず草津へ。とりあえずというのは、月末にも車山に出かける予定があるからだ。というわけで、メインは車山、草津はサブになるので、今回はあまりお金がかかっていない。
「ポケットマネーでリゾート満喫」というのがキャッチコピーらしいが、ホテルおおるりグループというものがある。老人たちの間では人気らしく、祖母がどこからか情報を仕入れてきたのだ。聞けば1泊2食６千円しないと言う。しかも横浜から無料送迎付き。当初、「何か怪しいなぁ」と勘ぐっていたが、心配は無用だった。7時半に横浜を出発し、三芳PAで休憩し、その後おおるりグループの休憩所でトイレ休憩し、12時過ぎにはホテルに到着。ホテルの名前はニュー紅葉。フロントでチェックインを済ませば直ぐにでも部屋に入れる。部屋は3人がゆったりくつろげる程の広さで、テレビ（BS有）、ユニットバスも付いており、展望も良い。聞けば昨年建てられたホテルで、イメージしていた「安い＝汚い・古い」というものは何もなかった。大浴場も内風呂に露天風呂と不足はないのである。
後々パンフを見ると、
1泊2食 4,725円（4名様以上お１人に付）
1泊2食 5,775円（3名様お１人に付）
1泊2食 6,825円（2名様お１人に付）＊但し土・祝前日は1,575円増となります。
となっている。5,775円で1泊2食、横浜から草津まで無料送迎。普通に考えれば交通費で6000円は超えてしまう。何故こんなにも安いのか。まず根本的に無駄がない。食事は「凄いおいしい」とは言えないまでも、おかずが豊富で、とりあえず飽きることはない。雰囲気的にはお弁当の延長線上の様なおかずである。また食事をする場合、全宿泊客が大広間に集められ、そこで一同に食事をする。朝食は8時と夕食17時半。昼食用にラウンジでめん類も食べられる。立地上繁華街からは少し離れており、何か食べたくなっても気軽には出ていかれない。もちろん観光する気であれば、いくらでも出ていけるのだが、小腹が減った時には、結局ラウンジでラーメンなどを食べることになるのである。
自動販売機も缶ジュース、パックジュース、紙コップジュース、アイスとほとんど揃っているし、ちゃっかり値段も20円程高かったりする。売店では草津名物だけではなく、上信越名物も揃えており、お土産を買うには事欠かないのである。また白根山への観光ツアーもホテル側で用意しており、要するにおおるりグループ以外でお金を使わせない様になっているのである。
祖母は「保養所みたいなものだね、これは」と言っていたが、都会で疲れた身体をゆっくりと休めるには持ってこいかもしれない。また老人だけでなく子供連れの客も多く、特に大人数でワイワイと遊びに来るには良いだろう。
ちなみに無料送迎は、新宿・池袋・横浜・さいたま新都心・熊谷・千葉・西船橋・松戸・町田・八王子と主要都市を抑えているので、好きなところから出発できる。
