apoPTOSIS:mod.HB

最近は写真日記。

京都・大阪・神戸、三都物語:2nd Day@Kobe

 2日目の待ち合わせは、午前10時半に大阪駅。京都駅で立ち食いうどんを食べたかったのだが、見渡しても発見できなかったので、たちばなに入る。うどん・そばと言ったら、入って数分後にはテーブルに乗っていてもおかしくないのに、中々出て来ない。しかも店員はおしゃべりし放題で、朝から微妙。おまけにでてきたうどんの味も普通で、良いところ無し。
 待ち合わせに15分程遅れるものの、チャーくんも渋滞に巻き込まれて同じ頃に到着したらしい。TAMAも同じく到着。車に乗り込みまずは仁徳天皇陵に向かう。「宮内庁管理だから、外から見ることになると思うけれど、一応ね」とか言いながら、教科書で習った「日本で一番大きい古墳」を見学する。鳥居と砂利の組み合わせに不快感を示しながらも、それぞれの質問にわかる範囲で答えていると、ボランティアのおじさん登場。仁徳陵のガイドと周辺マップをもらい、おじさんの話を聞く。要約すると「日本で大きい古墳のベスト10の内、5つは大阪にある」という内容だった。
 車はそのまま放置して、博物館へ。埴輪とか石室とか見て、それ以降の展示はほとんど流し見。自分の専門以外は「へぇ、そうなんだぁ」とか言いながら、「超、興味なさそう」とツッコミを受ける。体験コーナーがあったので、土器の口縁部だけ接合したり、古墳時代の甲冑を身に付けたり。一通り楽しんで、甲子園に向かう。
 聞けば甲子園の入場は無料だという。それならば、と記念に見学に。球場近くに路上駐車し、外野席に上がると既に席は埋め尽くされていた。しかも午後の陽射しは強く、席も無い状態では長居はできない。というより、最初から試合を見るつもりではなかったので、雰囲気を楽しんで10分程で撤収。ちなみに試合は、駒大苫小牧大阪桐蔭の準決勝。車に乗り込み、神戸に向かう。
 ちょっと遅めの昼食に寄ったラーメン屋は宮っ子ラーメン。実はチャーくんがバイトしている店である。ペルージャでチャーくんの作るチャーハンは美味いと評判だった。チャーハンばかり作ってるからチャーくんという名前が着いたのだと思っていたが、本当はちゃんとした理由があるらしい。とりあえずキムチラーメンと半チャーハンと餃子を注文する。チャーハンの味はチャーくんが作ってくれたチャーハンの味と同じで、何だか変な感じだった。店員に「もう少しチャーくんをお借りします」と挨拶をして三宮に向かう。
 まずは東遊園地。遊園地と言ってもただの公園で、そこでチャーくん彼女と先日のイタリア人と待ち合わせる。彼は神戸でイタリア語の授業を持っているらしく、その時間まで一緒に神戸観光をすることに。おしゃべりしながら、南京町へ。横浜の中華街とは違い、そこまで乱雑でもなく、大きくもない。豚まんとか食べながら、鍋の水を飛ばして遊ぶ。直ぐに飽きて旧居留地へ。高級ブティックを見ていると何故かカメラマンが居て、パシャパシャ写真を撮られる。イタリア人は「何?勝手に写真撮ってるし、金払えよ。もうどいつもこいつもガイジンガイジンって勝手に写メとか撮るし、本当に頭にくる」とかイタリア語で文句を言う。しょうがないので僕はイタリア人の相手をし、チャーくんたちがカメラマンの相手をする。聞けば新聞社の人間で、旧居留地の若者特集をしているとかで、その写真が欲しかったとか。
 そこからポートタワーを目指して歩き、イタリア人とはそこで別れる。ちなみにポートタワーには上らずに車で、神戸ハーバーランドへ。僕と彼女は初めての遊園地だったのではしゃぎまくる。まずは手始めに、パンダの乗り物。それからローラーコースター。そしてバスケのフリースロー。最後はみんなでプリクラを撮って、神戸の夜景を満喫。十分に楽しんだ後は、またイタリア人と合流してお好み焼き屋へ。その後西ノ宮駅でチャーくん、その彼女、そしてTAMAと別れる。チャーくん彼女とは次の日がバイトのため、お別れの挨拶。帰り際にプレゼントまでもらってしまう。ありがとうございました。
 大阪まではイタリア人と同じ電車。イタリア語で色々と他人のツッコミをしながら最後は笑顔で別れる。彼は9月初めに東京に出てくるのでその時にまた会えるだろう。僕たち2人はその日あったことを話ながら京都まで帰った。気がつけばあっという間に2日目も終了してしまい、夜が明ければまた東京に戻らなければならなかった。多分意識的に僕らは帰りの時間についての話をしなかった。チャーくんたちに時間を聞かれても曖昧にしか答えられなかったのは、帰る時間を意識したくなかったのだからだろう。ホテルに入る前にコンビニでアルコールと食糧を買い込み、有料テレビを見ながら2人飲み会。なるべく帰ることを考えない様に、僕らはほろ酔いになって寝たのだった。