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最近は写真日記。

JAFがすげー!!!:Japan Automobile Federation

 先週の土曜午後家族で、長野の車山へ。叔父が務めている会社の保養所がそこにあり、親族はみな安く宿泊できるとかで、父・母・妹・叔母・母方祖父母・アインの計7人と1匹で車山へ向かった。家族の予定は2泊3日なのだが、僕と父は所用のために1泊2日である。初日は実家を15時過ぎに出て、車山の保養所に20時前に到着した。高速に乗るための道が混んでいたことと、白樺湖以降の道が山道で、7人を乗せた車では思うようにスピードが出せなかったために予定よりも到着時間が遅れてしまった。
 到着後は、美味しいと評判(祖母談)の夕食を食べ、お風呂に入り、読書をしながら就寝。僕は家族旅行に行くと早寝早起きである。祖父母と一緒に旅行に行く場合、老人は早く寝て、早く起きる傾向にあるので一緒に行動しやすい。しかしうちの家族は父以外夜更かしタイプなので、どうも一緒に行動し難い。今回もできれば22時までには寝たかったし、次の日は5時には起床したかった。結局0時前後に寝て、6時に起きることになったわけだが、うちの家族は誰一人として起きない。部屋の外に出ると流石に祖父母は起きていて、「アインの散歩に行くの?外は涼しいから良いよ」と既に散歩済みの様だった。
 アインの散歩をし、8時に朝食を食べ、上田へ。今回は上田城ではなく、無言館に訪れる。その後は上田市街で昼食を済ませ、また白樺湖へ引き返した。そこで家族5人を降ろし、僕と父は帰宅の途へついた。中央道にもすんなり乗れ、高速も混んでいない。順調に笹子を上り切り、長い笹子トンネルに入った時だった。父親が突然、隣で「アレ?おかしいな?」と慌てだした。「え?」と気がついた時には、クーラー口から白い煙が出ていた。うそ〜ん、と思って水温計を見ると温度が上がっている。ヤバイと思って、追越し車線から、走行車線に戻り、ハザードを出しながらスピードを下げていく。運良く、直ぐに緊急停車帯があり、そこに車を寄せエンジンをつけたままとりあえず様子を見た。
 エンジンルームを開け、10分程待って見るが、水温計は下がりそうもない。エンジンを切り、それからまた10分程待ってみたが、車の何処からか水漏れしているようで、車体の下には水たまりができていた。結局非常電話から道路公団に電話。「どうしますか?」と聞かれ、「とりあえずJAFをお願いします」と答えた。JAFに切り替わると、道が混んでいるため辿り着くのに50分程かかると言われた。そこから僕と父親とアインは、高速のトンネル内で50分ほど待つことになったのだが、暑いし空気も悪いし、兎に角居心地が良くなかった。
 言われた通り50分程してJAFが来てくれた。どうやって緊急停車帯に止まるのかと思ったら、笹子トンネル内の電光掲示板に「右側ハシレ」と指示が出されており、JAF車両は悠々と僕らの車の前に停止した。「まずはトンネルから出ましょう」と言われ、早速牽引作業が始まった。前輪、後輪と台車をかませて、僕らはバックシートに乗って牽引される。トンネルを出て、少し走ったところに路線バス用のバス停があり、そこに車を寄せ、自走できるかできないかを調べてもらう。
 僕はてっきりラジエーターでも壊れたのかと思っていたが、どうやら水漏れは別のところかららしい。というのも以前にもラジエーターを交換しており、クーラーの効きが悪かったために勝手にそう思い込んでいた。車内を点検し、マットなどを外してみてやっと原因がわかった。クーラー側ではなく、ヒーター側のホースに穴が空いているとか。それまで知らなかったのだが、冷却水はラジエーターとクーラー、エンジンだけではなく、ヒーターにも巡っているという。そのためヒーター側のホースに穴があけば冷却水は全て抜けてしまい、オーバーヒートしそうになったのである。
 結局その場で応急処置してもらい、自走できる状態になった。気になっていた料金の方は会員価格内に含まれるとかで、無料ということになった。JAFを待っている間に、父と「牽引代に、高速代、それから色々とお金がかかりそうだよねぇ」等と心配していたのだが、運が良いのか悪いのか、とりあえずJAF会員になっておいて良かった。作業後にJAFの人と話をしたのだが、あのJAFの車両は上部構造だけで1千万円で、本体を含めると約2千万円だとか。しかも意外と寿命は短く、大体5年ほどで引退だとか。というのも5年も使用すると、走行距離は40万キロに達するらしく、地球を10周するとか。後は休みは5日毎とか、連休は取れないとか、そういう話しだった。
 トンネル内で停止してから、動き出すまでに2時間程要したが、応急処置をしてもらってからは問題なく自走できた。22時過ぎには自宅に着いて、いい加減車を買い替えようという話になったのである。かといってそれが直ぐに実現するわけでもないだろうけれど。