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最近は写真日記。

パシフィック・ステイト:交響詩篇エウレカセブン

 前回の予告で「モラトリアムは終わりを告げる」と、ホランドとタルホの成長を示していたが、2人の成長だけではなくてゲッコーステイト全体をも含めた成長だった。
 パシフィック・ステイトという名前。id:tetsu23さんも書いている様に、「穏やかなゲッコーステイト」を象徴するレントンエウレカの写真だった。パシフィックで思い出すのが太平洋。僕が中学の時、英語、社会科の教師を試していたテストが、「大西洋には点が無いのに、何故太平洋には点があるの?」だった。大体において聞き流そうとする教師は「ああ、ハワイがあるからだよ」と答えるが、ムキになる教師は「それは英語を日本語に訳したからだろ」とまでは答えられるのだが、その先が答えられない。「じゃあ、その英語は何処から?」と質問すると、「…さぁ」とつまってしまう。
 高校の世界史の教師が唯一、僕の求めていた答えを返してくれた。「そりゃ、お前、マゼランがあの海を横断した時に、何事もない、穏やかな海だったからさ。それをそのまま天下泰平って意味の、泰平をもってきて、太平洋ってしたんだな」と笑いながら答えてくれたのを覚えている。逆に「それじゃあ、お前さん、三蔵法師の名前を知っているか?」と質問されて、「玄奘三蔵でしょ?」と答えると、「うん、それでいい」とやっぱり笑っていた。
 話しをエウレカに戻すと、ストナーがやっぱり良い味を出している。第1話の「学がねぇなぁ。俺の言葉だよ」という始まりの様に、ストナーのモノローグは聞いていてワクワクさせてくれる。今回の脚本は佐藤大だけれど、ホランドとタルホのいちゃいちゃシーンの脚本はどうかと思う。「涙でお化粧が取れちゃうじゃない」って、どれだけベタなんだ。リアルでそんな言葉を聞いたことがない。
 タルホが髪形、衣装を変えた時から気になっていたのだが、彼女、妊娠している気がしてならない。決意の表れとして、髪・格好を変えるには、あまりにも豹変し過ぎである。またレントンエウレカに対しての接し方も、何となく母性が芽生えているような。多分、ただの深読みのし過ぎなのだろうけれど。