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最近は写真日記。

ギリシア・エトルリア・ローマ:1日目

 日本語で見直すイタリア語の時間を借りて、ちょっとした講義をした。イタリア語の講師は12月に入ってからビザの問題で日本に一時帰国しており、代役として、その講師の奥さんと、僕が文化について授業をすることになっていたのだ。先週の金曜日と今週の月曜日は奥さんが担当で、宗教について、特にイタリア語で何というか説明していた。その授業を受けていた受講者に聞くと「奥さんは宗教について触れただけで、ain_edさんがギリシア・ローマ、それとエトルリア、でルネサンスについて説明するって言ってました」とかなりのキラーパスを貰ったことに気がついた。
 1日目の今日はとりあえずエトルリアについて。トスカーナとかペルージャとか、一応簡単に前6世紀くらいまでは話をしたが、日本語で使えるような資料が無かったので、イタリアの地図を参照してもらって終わり。ギリシアの植民市とローマ王政についても少し。質問が多かったのはやはりエトルリアの起源について。次回はギリシア・ローマ、ルネサンスということで範囲は終了したが、その後「考古学」について質問コーナー。
 素朴な疑問で「発掘資金源は?」というものがあった。イタリアの場合とか。他には考古学を学んでいる人の就職先とか。イタリアの考古学と日本の考古学の違いや、何処から何処までが考古学の範囲になるのか、とか。後々考えてみると、こちらの質問コーナーの方が時間を多く取った気がするが、それはそれで良かったのかもしれない。
 次回は来週の月曜日。今度こそは手を抜かずにレジメを作らなければ。いや、エトルリアだから手を抜いたというわけではないのだけれど。