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最近は写真日記。

TOJO夫妻

 週末にTOJO夫妻に会って来た。ペルージャに留学した人ならば一度は耳にする夫妻である。旦那さんはペルージャ外国人大学の講師で、日本人にもイタリア語を教えている。奥さんはペルージャ大学でイタリア文学を学ぶ傍ら、イラストレーター、絵本作家として活躍している。ただ今回お会いしたのはそちらの夫妻ではなく、旦那さんの実家にお邪魔して、夫妻のご両親にお会いしたのである。
 ご両親は70才を過ぎているらしいのだが、外見は若く、何よりも話しがユーモアに富んでいた。例えばお父様は果物の王様、ドリアンが大好物で、家族内ではドリちゃんと呼ばれているとか。そして現在マンションの自治会長を勤めているのだが、ある日「会長はどう思いますか?」と意見を求められたところ、「ドリちゃんは、それで良いと思うよ」と思わず口にしてしまい、「私は、それで良いと思います」と言い直したとか。
 ご両親はお父様の仕事柄海外に行くことが多く、話しをしているだけでも台湾、タイ、フィンランド、イタリア、インドネシアと年令からは考えられないくらいに海外経験が豊富で、アジア諸国はほとんど訪問している様子だった。
 そんなお父様と結婚されてしまうお母様もまた懐の深い人間というのか、器が大きいというのか、こういう人間に育てられるとTOJO先生の様な人間に成るのかと勝手に納得してしまった。
 短い時間だったがTOJO先生の幼少時代から、スカイプや縄文土器の話しまでして、最後は記念撮影をして僕らは帰路についた。帰宅してみると先ほど撮った写真が既にメールで送られてきていて、そういうところにもTOJO先生の原点が垣間見えたのだった。