apoPTOSIS:mod.HB

最近は写真日記。

6月の運気はやはり過去最低だった ※当社比

 6月の運気は過去最低 ※当社比と先日書いたが、最後の最後でもやはり最低な月末だった。
 週末、僕の祖父母の家に宿泊してきた。「子供たちの顔を見せに」と言ったが、実は家のリフォームで家に居る事ができなかったので、軽くホテル代わりである。行きからして事故渋滞で余計な時間を取られた。「ハトコが来る」という事前情報があったが、着いてみると異常な迄の油もの。揚げ物が軽く5人前位、ケンタのチキンもファミリー用、食べ始めるとピザが到着。それ以外にも寿司が用意されていたが、食べる前からお腹いっぱいになってしまった。「好きなものだらけでしょう?」と差し出されたが、ばあちゃん、それは10年以上も前の話だ。
 辛かったのはその後だ。ハトコと一緒に来た親戚のおばさんが酒豪である。次から次へと酒を薦められる。後ろには日本酒やらも控えていたが、「とりあえずビールで」とビールだけで乗り切ろうとしたが甘かった。結局体育会系の飲み会かという位に飲まされ、「ちょっとトイレ」とリバースしてしまった。席に戻ると「ほら」とまた注がれ、またトイレという繰り返し。ハトコには「大丈夫ですか?親も酔っぱらってるんで、無理しないで下さい」と同情されてしまった。唯一の救いは年下のハトコたちが本当に良くできた人間だった、ということだ。
 次の日の日曜日は大雨。予定通りに事が運ばず、帰路に着く。途中までは好調だったが、到着寸前でまた事故渋滞に巻き込まれる。おまけに僕らが事故現場を通り過ぎた瞬間に事故規制が無くなり、渋滞は解消。無駄な時間を返して欲しい。埼玉に戻り、アインの散歩を済ませる。リフォーム後の部屋に必要なものを購入しようとイオンモールに向かったのだが、そこでハプニングが起こった。
 「…、あれ?あれ…。ねぇ、ドアが開かないんだけれど?」奥さんが鬼の形相でスライドドアのノブをガチャガチャやっている。「チャイルドロックじゃん?」僕はドア周り操作して、もう一度開閉を試みたが、びくともしない。車両説明書を取り出し原因を調べるがわからず。鍵が開いているにも関わらずオートクロージャーがうんともすんとも言わないのが気になり、機械部を開いて見ると、故障していそうな雰囲気だった。素人ではどうしようもなくなって、購入先の日産に持っていった。
 20:00前だったので作業してもらえるか不安だったが、「大丈夫ですよ」と北関東訛りの担当が快く引受けてくれた。10分程して原因がわかった。やはりオートクロージャーの故障が原因だった。「直すには手間がかかりますので、今回はオートクロージャーの強制解除ということで、手動に変更させて頂きました」と少し申し訳なさそうに話す北関東訛りの担当。「もし直すとなると難しいですか?」と聞くと「ええ、ドアを外して回線を見ないとわからないので」と渋そうな顔をした。「いや、でももう買い替えの時期なんで、手動で良いですよ」と話を終らせる奥さん。確かに買い替え時の車体ではある。「今日は作業料、おいくらになりますか?」と財布を取り出すと、「あ、今日は無料で」と軽く頭を下げる北関頭訛りの担当。「じゃあ、お言葉に甘えて」と席を立つ奥さん。ジュニアたちをチャイルドシートに乗せながら、新車について質問する。「新しい車体ならチャイルドシート3台付けても大丈夫ですか?」「…。3台はちょっと…。流石にエルグランドでも横幅が足りないかと…」「ですよねぇ…。まぁそこら辺は時期が来たら考えます」と頭を下げて日産を後にした。「ここまで対応が良いなら日産車にしたくなるね」と奥さん。個人的にはハイブリッド車が少ない日産は今後厳しくなるな、と考えている。
 帰宅後リフォームが終了した部屋を見て、感嘆の声を上げてしまった。築10年以上のマンションだが、新築の匂いがしそうな程綺麗に仕上がっていた。そして大変だったのはその後である。リフォームの為に片付けた家具をまた元に戻さなければならなかったのだが、そういう時に限ってジュニアたちが中々眠りに着かない。夜11:00を回って、漸く作業に漕ぎ着けたが、それからフローリングマットをノコギリでカットしたり、AVオーディオ機器の配線をさばくのに時間がかかり、作業が終了したのは2:00を過ぎた位だった。へとへとになりながらシャワーを浴びて眠りについたわけだが、月曜日は当たり前の様に訪れる。
 6月30日最後の月曜日。月曜日は朝から会議なのだが、埼玉から三鷹に行かなければならない。通常、新宿まで湘南新宿ラインを使っているのだけれど、僕が乗る時間帯は比較的空いていて遅延がほとんどない。が、その日は違っていた。上野止まりの寝台列車が1時間弱の遅れで、その影響で湘南新宿ラインも遅延。結果的に中央線の繋ぎが悪く、前日の寝不足と疲れで、眠さは満開である。どれだけ疲れていても眠くても僕は電車では座らない。当日も電車内で立っていたのだが、立ち寝をした結果、何の揺れも無い所で膝がくだけてしまった。周囲の人々が憐れみのまなざしで僕を見る。足が滑ったふりをする僕。あれ?滑るなぁ、的に足下を入念に確認する。頭の中は「早くお家に帰ろう早くお家に帰ろう早くお家に帰ろう」がリフレイン。
 6月は全体的にそんな感じだった。日常的に小さな出来事が積み重なり、週末は動き回っていた。疲れが溜まっていた、と言えるのかもしれないが、やはり寝不足は僕の天敵なのである。眠いと仕事に集中できない。眠いと会議で居眠りする。眠いと電車の中で滑る。眠いとおかあさんといっしょのワンシーンの真似をする。眠いとセックスが始まらない。眠いとちんこが勝手に勃起します。なので6月の運気が最低だったわけじゃなくて、多分6月の寝不足が過去最高だったんではないかと、勝手に自己責任。