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最近は写真日記。

転職をしよう、そうしよう

 先週末、またイタリアの友人が来訪した。ドMのI、貴族のRちゃん、そしてガッチャン。今回、貴族のIは不参加である。ガッチャンはグッビオ旅行以来、久しぶりの登場であるが、実は以前も家に遊びに来ていた。
 ガッチャン以外は半年ぶり位である。それぞれ変わりなく、ドMのIの風俗通いは相変わらずで、この間も性病をうつされたらしい。「いやぁ、名古屋で4回転ヘルスに行ったらうつされちゃって。でも4回転って凄くないですか?」時間内で4回転もぬける人間を僕は尊敬する。「いや、無理ですよ、2回しかぬけなかったです」とドMのI。「素またしなかった嬢が1人居たんですけれど、それが怪しいんですよねぇ。口だけだったから」ということで、今回はヘルペスをうつされたらしいのだが、女性にしてみるとヘルペスは歩けなくなるくらい痛いらしく(性病科談)、かばうしぐさが怪しいらしい。
 のっけからそんな性病ネタで始まったのだが、その後はしっかりと女性陣が恋愛話を提供し、恋話に花が咲いた。そんな中、始まったのが手相大会。ガッチャンは手相が見られる。イタリア滞在中にも見てもらったことがあったが、「手相は変化します」という話だったので、何年かぶりに見てもらった。
 最初に貴族のRちゃん。「その人と結婚しない」といきなり確信をつくガッチャン。その人とは、先ほどまで盛り上がっていた恋話の人である。次に奥さん。「仕事をした方が良いですね。仕事向きだと思います」と仕事を勧める。そして僕の番。「ああ、今までの2人より良い手相をしています」出だしは好調である。しかし次の言葉が何よりも印象的だった。「今の仕事、一生続ける仕事ではないってわかってますよね?」実際言われた言葉は一生続ける仕事ではないです、という言葉だったが、ガッチャンに見透かされた気がした。「やりたいことがあって、学問という道があるのに、今の仕事はもったいないです。何か活かせてますか?ain_edさんのスキル、何か、本当に活かせてますか?」「あんまり買いかぶらないでよ」と返事をしたものの、「でしょう?だから早く転職しちゃいなよっていってるんだけれどねぇ」と奥さんから茶々が入る。
 「ただ、仕事という面に関して言えば、奥さんに任せてしまった方が良い気がします。ain_edさんは、学問と仕事の両立は難しいというか、どっちも中途半端になる可能性があります。だから、仕事は本当になぁなぁにして、学問に集中するべきです」そんなアドバイスだった。「主夫になっても良い?」と冗談交じりに奥さんに聞くと、「仕事させてくれるのであれば」と冗談で返してくれた。転職は本気とまでは行かなかったが、それなりに考えてはいた。しかし今回のガッチャンの言葉で、転職を決意した。転職をしよう、そう思った。
 以前うちの部署にも31才で係長になった強者がいる、と書いたが、9月の人事で本部配転が決まり、僕の予想以上に早く課長職に出世しそうだ。そんな発令があった時、超えたいな、という若干のモチベーションというか、社内での目標みたいなものが見えた気がしたが、やはり転職が本筋なのだろう。
 「浮気の心配は?」と奥さんがガッチャンに聞く。なぜかガッチャンは僕の手相を見ることもなく、「ないです」と一蹴。「それ、手相関係ねぇじゃん」と言うと、「関係ないですね、でもないですよ、浮気は」と笑われた。
 全体的には以前手相を見てもらった時と同じ内容ではあったが、仕事に関しては注意を受けた。「とにかく仕事は考えて下さい。でも何よりも家族が凄い安定しているんです。本当に」と、奥さん共々お互いの家族観の安定を伝えられた。イタリアに居るとき、手相について色々と質問したことがあった。何がわかるのか?どうわかるのか?本当にわかるのか?答はいたってシンプルだった。「単純に、見えるんですよ。全てがわかるわけではないですけれど、見える部分があるってだけです。ただ何よりも、それが全てではないので、もしマイナス部分があったとしても、あまり重大には話しません。ポジティブに考えていれば、結構手相って変わるものなので、物事を前向きに考えられる様にアドバイスを出すんです」それが彼女の、手相を見るときの信念であるのならが、僕の転職を促す言葉は間違いなく前向きになる要因となる。だとすればその言葉を信じない理由はない。僕を前向きにしようとする、その言葉に、そのアドバイスにのってみようと思った。
 良い転職情報、転職サイトがあったら、教えて下さい。