上に花咲かぬ日々:iron heart in velvet.

　人生全てタイミングだと思いたくないが、最近の運気はあまり良くない。全体運は良い。不幸はないし、落ち込む様なことも、激昂する様なこともない。だから本当は運気じゃないのだ。この苛立ち、というか、焦りはいつものことなのだ。

自分はいったい今、何をしているのか。

　そんな愚問である。モラトリアムも甚だしい。多分、今あまりにも自分が幸せ過ぎるからそんな焦燥に駆られるのだろう。数年前からは考えられない位に、リアルでの生活は充足し、生活を送る上で何不自由ない日々を送っている。
　スパイラルではなく、ループ状態、というのが現状を表現するのに正しい言葉だろう。今までなかったことだ。進む道は明確なのに、進むための我慢を強いられている。そしてそのショートカットを探すという行為が、堂々巡る。やはり我慢しかないのだろう。進み出した時の為に充電しておく時期なのだと考えれば、今は幸せな時なのかもしれない。

遙かなる峠を胸に抱いて
微かなる燃えを今も抱いて
自らの証明を日々に描いて

上に花咲かぬ日は
下に根伸ばせばいい
しなやかにこの意志を糧に芽を出せばいい

　ショートカットを現実にする為には、ケンケン並の頭脳がなければいけない。それはイコール、彼と同等の勉強時間と、彼が学んできた勉強時間を手に入れなければスタート地点にも立てないということでもある（スタートラインに立ったところで到達は不可能だろう）。それでもショートカットに手を出そうとしている自分は多分愚かなのだろうが、可能性がある限り、その選択肢は攻め続けたい。地道な道を進みながら、いつでもショートカットに飛べる様に。その先にはNot Foundなんてないのだから。
　I'll be right here. I'm gonna be there, not I'll be there.