「人はいつ死ぬと思う?」:エピソード オブ チョッパー+
やっと鑑賞。原作の中でも一番の泣き所かと思うチョッパーの物語。心に傷を負いながら、マイノリティとしてどう生きていくのか、という背景もさることながら、やはり一番はヒルルクの存在感である。
人はいつ死ぬと思う?
心臓をピストルで撃ち抜かれた時。違う!
不治の病に冒されたとき。違う!!
猛毒キノコスープを飲んだ時。違う!!!
人に…忘れられた時さ!!!!
バックグラウンドにあるマジョリティの強制力、直接的な暴力を、医者の力で治癒しようとする、そのバカ正直さが、一番の泣き所である。医者は「病気」を治すものである。それは人だろうが、国だろうが。医者である者はそうあるべきだ、とヒルルクは命をかけて問うのだ。何よりヒルルクは研究者として有能である。30年で結果を出した。答えに辿り着いた。当初の目的通り桜を咲かせ、チョッパーを救い、人々に忘れることなく、ヒルルクの桜は語り継がれる。
まったく!いい人生だった!
そう笑えるヒルルクの様に在りたいと思う。
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