モヤモヤさまぁ〜ず2
久しぶりにテレビネタである。しかも深夜番組。大体WBSが終わると寝てしまうのだが、モヤモヤさまぁ〜ずだけは意識してチェックしてしまう(怒りオヤジは、またこの番組か。一週間早いな、という意識)。始めて見たときは「またつまらなそうな番組を」とすぐにテレビを消してしまったが、何度か見ている内に面白いことに気がついた。マイナーな街のモヤモヤを解消しよう、という企画はかなりギリギリのラインだが、さまぁ〜ずと大江アナとのバランスが絶妙で、実際、マイナーな街という設定はあまり影響していない気がする。
僕もふらふらとマイナーな街に赴くタイプだった。1人だったり、複数だったり。その度に色々なミラクルがあって、記憶に残る様な出来事が起こっていたけれど、ある意味人は、継続的な人間関係(友人だったり、彼女だったり)をその場に持ち込むことによって、ちょっとした物理的な環境の変化くらいはものともしない様にできているのではないだろうか。例えば一番最初のモヤモヤさまぁ〜ず2はさまぁ〜ずと大江の関係が深くないために、今と企画はまるで変わっていないものの、街のモヤモヤを探すことに必死なっている様子が伺える(DVD版で見た)。が、現在ではどの街であってもその人間関係性によって番組の「取れ高」が稼げている様に思える。
無粋な話はどうでも良いとして、兎に角面白い。ダラダラのユルユルだが、ぶらり途中下車的なやらせ感たっぷりな人間模様がなくて、むしろ安心して見ていられる。一般人が旅行とか旅とか散歩とかしたら、きっとそんな感じになるだろうな、というある意味さまぁ〜ずじゃないとできない企画なのである。今後深夜枠を飛び出してゴールデンになったりしたら、ワンクールで打ち切り決定、もしくは劣化が始まるのだろうが、何となくこの番組の人たちは深夜枠にこだわるんでじゃなかろうか、と淡い期待を抱いてしまう(初回は三が日の真っ昼間だったが)。
ナレーションの声は、イラン人とか中東の人かと思っていたけれど、実際はPCの読み上げ音声をそのまま使っているらしい。そんな思いつきがまたすばらしいなと思ったけれど、多分背景にあるのはナレーターの経費削減なんだと思った。
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