apoPTOSIS:mod.HB

最近は写真日記。

京都3DAYS:Secondo giorno, con Laquila, e Cia-, Eri, e Tama e la sua ragazza.

 前日から連絡を取り合い、チャー君カップルとは午後落ち合う予定になっていた。それに合わせてTamaとその彼女とも合流する手はずとなっていた。よって、午前中はオールフリーである。「とりあえず散歩しようか。東本願寺は前回行ってるから、今回は西に行くか」移動手段はもちろん徒歩である。とにかく歩きながら町並みを観察し、寄り道しまくる。思っていた以上に西本願寺までは距離があったが、良い運動になった。「二条城この先」という案内板を目にしたが、篤姫人気で混んでいるかと思い錦小路へ向かう。別段目的があったわけではなく、散歩の延長である。途中立ち寄った六角堂がアタリで、池の白鳥をしばし眺めてしまった。町中に白鳥とはイキである。
 スタバでコーヒーを飲んでいるとチャー君から連絡が入る。午後4:00過ぎに合流可能ということで、僕らは昼飯に向かうことに決める。メニューは宣言通り湯葉である。「ゆば泉ていうところが美味しいし安いらしいから」と奥さんは既に店の選別も完璧である。今回は今までと違いJTBを通しているので、JTBのガイドブックをもらっていたのだが、その中に載っていた店の一つだという。ざっくりとした地図を目標に店に向かう。地図上では五条大橋を越えた(清水方面に)すぐそこである。住所も五条橋となっていたので、大橋周辺を散策するが見つからず、結局店に電話する。「すげー忙しそうでガチャ切りされた」と若干不満そうな奥さんだが、入手した情報は五条通りを東大路まで行き、薬局を曲がる、というものであった。
 途中id:laquilaから入電。「合流する。昼食まだ」というわけで、未だに店が探しきれない僕らは、五条坂の下の交差点でlaquilaと合流する。「え?ゆば泉?有名じゃん?ググればでてくるんじゃねぇの」とおもむろに携帯でググるlaquila。その様子を見て、モバイルでググるイメージがなかった僕は完璧な負け組だと思った。「あ、清水のすぐ近くじゃん」というわけで五条坂を上ると早速発見。流石は文明の利器である。「おれ、今回ネットの下調べも何もなしよ。全部携帯でググって、Googleマップのみ」というわけで、今の時代、Googleが使いこなせてなんぼだということを、モバイルを前にして痛感した次第である。
 店頭に行くと、ガチャ切りされた理由がすぐにわかった。行列である。「どれくらいかかりますか?」「20分くらいですかねぇ。寒いなかすいまへん。こちらにお名前を頂けますか?」というわけで、しばし待つ。案外と回転が速く、すぐに店内に入れた。メニューはシンプルで、3パターンほどしかない。迷わずゆば御前を注文。ゆばコースでありながら1,500円と格安である。
 湯葉に対してあまり執着のない僕でさえ、生湯葉のおいしさにやられてしまった。最後の湯葉丼では「湯葉うめぇ」の連呼である。ジュニア達も騒がずに黙々と湯葉丼を頬張っていた。ちなみにlaquilaと僕は昼からビールを開けている。最後にはお土産に生湯葉を2セットも購入してしまった(もちろん1セットはその日の夜食となった)。良い気分で五条坂を上るが、「甘いもん、食いたい」ということでお茶屋さんに立ち寄る。中庭が風情のある店で、コーヒーと白玉小豆のセットで結構な値段していたが、コーヒーを白玉小豆にかけて食べる美味しさは発見だった。
 食事がとにかくアタリだったので、その勢いで清水に上る。ジュニアはlaquilaが気に入ったらしく、ずっと「laquila、laquila」とはしゃいでいた。おまけに清水滞在中、ずっと手を繋いでいた。確かにlaquilaは独身にしておくのはもったいないくらい、子供をあやすのが上手かった。何より、子供との遊び方を知っていると言える。後はけっkry…。
 僕ら二人にとっては3年ぶりの清水だった。前回はチャー君とTamaが一緒だった。その二人にはその後会うことになってはいたが、やはり感慨深かった。こうして夫婦として、何より家族として子供を2人も持ち、再訪できるとは当時予想だにしなかったのだから。
 清水の舞台を確認し、チャー君達と合流する為に再度四条に戻る。「四条烏丸近く」というのが合流場所だった。実際当に約束の時間は過ぎ、日も暮れかかっていたが、鴨川沿いを歩く。何度かチャー君と電話で確認しながら合流場所に向かうと、そこは大通りから少し外れた場所にある紅茶専門店だった。中に入るとフラッシュがたかれる。チャー君彼女であるERIちゃんが写真を撮っていた。その横にはTamaがいて、Tamaの彼女と思われる女性も一緒だった。「ごめん、遅くなった」とTamaの彼女に挨拶をし、とりあえず注文をする。「悪い、おれ新幹線の時間が…」とlaquilaが帰りの時間を気にしていた。そういえば彼はその日東京に戻る日で、既に新幹線乗車時間の30分前だった。「15分あれば、いけるんじゃね?」というわけで、結局ギリギリまで場を楽しんで?帰って行った。
 紅茶を飲みながら一通り現況報告が終わると、「夕食の場も用意してますので」とTamaが予約しておいてくれたらしい店に向かう。今回はしゃぶしゃぶである。抹茶ダレしゃぶしゃぶである。ノーパンしゃぶしゃぶはまだあるのだろうか。ノーパンよりはパンチラの方が僕は良いと思う。マンチラ(もしくはアナチラ)しても嬉しくないのである。
 しゃぶしゃぶは肉が少なかったが、前菜や野菜が美味しかった。多分肉よりは野菜がメインなしゃぶしゃぶなんだと思う。食事中はさんざんTamaの彼女をいじり、「で、セックス中なんて言われるの?なんて言わされるの?」と思いっきりセクハラだったと思う。しっかりとお答え頂いた。下ネタで引くようでは何とやらである。
 食後すぐにTamaとその彼女と別れた。「やっぱりこの瞬間て、やですね…」とTamaが苦笑した。チャー君とERIちゃんは僕らにつき合って京都にホテルまで取っているので、一人(彼女とだが)後にするのはしのびないのは確かだろう。ただそれ以外の部分で毎回アンニュイになるのは何故だろうか。その後Tamaから携帯メールをもらったが、「話足りない」ということなのだろう。
 「じゃ、どうする?」チャー君ERIちゃんにその後を訪ねると、明日もあるしホテルに戻ろうということになった。「電車ですか?バスですか?」そう聞かれて、「いや、徒歩で」と奥さんがいち早く答えた。流石は奥さんだと笑ってしまった。「一緒に歩けない人間とはいられない。疲れた歩けないなんて人間は置いていく」と立ち上げ当時に書いた気がするけれど、「いや、徒歩で」と答えた奥さんに対してチャー君ERIちゃんは「歩く距離じゃないと思います」と突っこんでいた。「今日はずっと歩きっぱなしだし、電車やバスだと楽しめないから」と奥さんはしっかりと対応していた。
 「ain_edは何度も京都来ているでしょう?他の女子と?」laquilaの質問だったかと思う。事実行ったが、そのどれもが本当に楽しかったという思い出ではない。特に独身でありながら、まるで好きなように歩けなかった時は心底イライラしたことがあった(今でも思い出すくらいに)。ベビーカーを押しながらでも、子供を抱っこしながらでも「歩く」と言う奥さんを奥さんに持てて良かったと思う。
 そうして僕らはまた30分ほどかけて歩いてホテルに戻った。万歩計があったら凄いことになっていただろう。京都駅→西本願寺→錦小路→五条大橋清水寺五条大橋四条烏丸→京都駅、という流れで直線的な動きはない。どれもこれも寄り道ばかりで、絶対的な目的を持っていない。ホテルに着くとジュニア達は眠りについていた。愚図ることもなく、ジュニアは本当に良く歩いた。ちびジュニアも賢明に歩こうとしていた。一緒に歩くという幸せを感じられた一日だった。
 laquila、ジュニアのお相手ありがとう。また近いうちに。今年も宜しく。