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最近は写真日記。

ペルージャでのジャンク生活

 マクドナルドは駅前に行かないと食べることができない。町中にホットドッグ屋があるが怪しくて*1食べたことがない。ピザは日本では明らかにジャンクフードだけれど、イタリアではパスタ同様、しっかりとした食事のメニューである。Piadinaといって、フォカッチャのように2枚のパンで挟んだものもあるが、これもジャンクに成り切れない。Calzoneという揚げピザの中に、色々と詰め込んだものを売っていたりするが、これがジャンクフードというイメージに近いだろうか。
 僕はジャンクフードが大好きだ。菓子類ばかり食べて育った気もする。ハートチップルとチェリオのメロン味はいつもコンビだった。サッポロ一番味噌味(袋)を、麺を粉々にして粉末スープを粉末のままその麺にかけて、お湯をかけずに食べたり、梅ジャムを箱で買ってきて、毎日携帯していた気もする。ジャンクを食べ続けることは静かな自殺だというが、最近はそこまで危ういことはしていない。
 イタリアでは飲料の種類が少ない。日本が多過ぎるのかもしれないが、コーラ、ファンタ各種、紅茶、果物ジュースで、アルコールは充実している。清涼飲料水なんてものは存在しない。僕はコーヒーが苦手で、紅茶が好きだ。日本に居たときはリプトン0.5Lのパック*2のミルクティを毎日買って飲んでいたが、イタリアではミルクティそのものは売っていない。商品として売られているのはピーチかレモン。どれも甘くて、リプトンの比ではない。それ以外は、自分で入れるしかない。もちろん日本でも葉っぱとティーポットで紅茶を入れていたし、イタリアでも食後はやはり紅茶を好んで飲んでいる。
 ちなみにマックの味はその時々に因って違う。特にフレンチフライ。オリーブオイルで揚げてるんじゃないのか?と思うくらい不味い時がある。また塩味が薄かったりするので、ケチャップをポテトと一緒に注文するお客が多い。菓子類にしても日本のように面白い商品があるわけでもなく、海外で良く目にする着色料たっぷりのアメやガムなどはあるが、特にイタリア特有というものはない。強いて言うならばNutellaというチョコクリームがあって、これをパンやシュークリーム、クレープなどに付けて食べるが、それ程ジャンク味ではなく、やはりパンチに欠ける。
 ケチャップやマヨネーズにしても日本のものに較べると味が薄く、ジャンク食品に関しては日本の独壇場なんじゃないのか?と思わざるを得ない。僕は駄菓子屋に行っては、着色料だらけのお菓子を食べていたけれど、イタリアの子供たちはKinderなど栄養バランスが考慮されたものを食べているようだ。日本でも最近は駄菓子屋や着色料にまみれたお菓子は少なくなっているようだが、気分が悪くなるくらい思いっきり食べたくなる時があるのは、未だに成長しきれていない証拠だろうか。

*1:名前がホットドッグで、結局味はイタリアンだと思われる

*2:ペットボトルは紅茶花伝、リプトンはパックのものと味が異なる