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最近は写真日記。

大学のシステム2

 2003年9月29日に始まった前期の授業では、イタリア文学、ギリシア史、ギリシア美術史、原・先史学文化財法。この5つが必修だった。一つの授業は週に6時間あり、一コマ2時間が週3回。1ヶ月20時間で1モジュールであり、クレジットして3もらえる。つまり3ヶ月であれば、3モジュール60時間、9クレジットとなり、卒業に必要な単位数はクレジット数で表される。
 僕はこれ以外にエトルリア学を受講していたので、週5で36時間。基本的に土日は休みになる。1日平均7時間だが、もちろんそんな綺麗に時間割りが組めるわけもなく、重複する授業も出てくる。そういう場合は好きな方を選んで受講する他無い。日本の大学のように出席が重視されるわけではなくて全てはテストにある。要するに自分で勉強ができる人は自宅学習をして、その結果をテストで見せれば良いわけである。
 この前期の授業で1番大変だったのがイタリア文学。イタリア文学といったら、ダンテ、ボッカチオ、ペトラルカが日本で出てくるだろう。もちろん音楽を学んでいればオペラ作家等が出てくるだろうが、生憎と僕はそんな知識を持ち合わせていなかった。授業で扱われたのは1700年代の演劇。つまりオペラの前身であり、ルネッサンスからの流れも学ばなければならなかった。その内容は次回に。