apoPTOSIS:mod.HB

最近は写真日記。

無関心空間→S日的

 「会社の事とかブログに書いたりしてますか?」と聞かれた。間接的に面白い事は言及したりするけれど、直接的に興味がないので書きませんと応えた。意識的に仕事上でのストレスや愚痴等は書かない様にしている。そういった行為は僕にとって意味を成さないからである。そんな前フリで時には書いてみる。
 「転職、考えてますか?」と宗教に誘う勢いで、時々他の人を探ってみる事がある。今日も同期で入社した人(男性、30半ば、既婚、子有)と、社内電話で転職について話をしてみた。僕とは違い、彼には年相応の社会人歴があり、名前の知られた企業で働いた経験もある。結論から言えば、彼の経験上、今の彼の給与は妥当な金額らしい。ということは僕もそうである、ということである。文系の平均年収で言えば30代後半位になるらしい。そんなもんなんだと、社会の厳しさをちょっと垣間見た。
 ぶっちゃけ、仕事は面白くも何ともない。ビジネススキルも学べる部分はそれなりに吸収した。ヒゲを伸ばす事は相変わらず社会通念上「非常識」で、青くなっている方が無難ということも学び、ハゲっぱくれたら全部剃らずにみみっちく残しておくことがビジネスマナーで、「俺って仕事できちゃうからさ」という超ポジティブ野郎に限り、文句なしのKYな挙げ句に全くもってタスク上役立たずで、結果的に当て馬的な役割ってことも知った。要するに仕事なんてできるできない、ハゲてるハゲてないに関わらず、それなりの役回りがあるってことを学んだ。
 ここに1人の若者がいる。先月新しく入社した派遣社員で、年齢26才♂=彼女いない歴の漫画家志望。積極的にアプローチし、彼の作品を拝見させて頂いた。「真剣ゼミとかに出てくる漫画っぽいですね」と率直な意見を行った所、「心外です」と素直にムッとされた。エクストラバージンオリーブオイルとは、要するに一番絞りのことなんだけれど、正にそんな感じだったので、「いや、良い意味で真直ぐですね」と意味もなく親指を立ててみた。キーワードは「勇気」だった。
 穢れを知らない人間は、耳をすませばを最高傑作と恥じらいもなく言えちゃう位に微笑ましい。あれはストーカー僻があり思い込みの強い少年と、妄想僻のある少女が全くもってコミュニケーション不成立の中、ポジティブシンキングで贈る中学生日記である。正に一番絞り。ちんこでも入れた日には、1発目から中出ししそうである。妄想僻のある少女は疑う余地のないくらい「嬉しい」と言うに違いない。それ以上は言わないでおこう。
 話が不謹慎な方向に進んでしまった。要するに職場に未練もなければ、関心も無い。愛するの対義語は無関心です、のそれである。「彼を信じちゃいけない」と笑いながらも瞳は冷静な女性が職場の人間に注意を促していたが、多分信じるに値するものが僕にはないので、過大評価とポジティブに受け流しておきたい。
 だって、と普段使わない接続詞を使いたい位に、無難な人間ばかりだから全くもって面白くない。モチベーションが上がらない。ネット商品を扱っているのに、Web2.0とかロングテールとかSEOとかブログとかSNSとかSBMとかユビキタスとかまるで伝わらない。挙げ句の果てに営業とか言われてる人間に、自社ネットワークとか自社商品の制作から配送まで手取り足取り終えたりしなければいけない。別にどうでも良いことだが、自分の知らないことを知らないままにして、他人に迷惑をかけまくる人間というものが多いことも学んだのである。というか皆そんなだ。
 ストレスが身体に悪いんじゃなくて、抗ストレスホルモンが身体に悪いということをこの間新入社員の女性の方が朝礼で説明していて、僕にとってはその状態が既に抗ストレスホルモン分泌状態だった。かといってストレスフリーの生活にはある意味興味がなくて、やっぱりストレスあってこその人生なんだとも思ったりする。ストレスで色々なことを学びました。8才で十二指腸潰瘍にもなりました。「ストレスってわかる?何か悩みごとでもあるの?」とお医者さんは心配してくれました。でも大丈夫。ただ死ぬのが怖かっただけです。ちょっとした哲学の結果が十二指腸潰瘍だったんです。
 最近一番の悩みごとは足が臭そうだということ。職場は土足禁止なんだけれども、スリッパが直ぐに壊れてしまうので、ちまたで人気なCROCSもどきを300円ショップで購入。そのゴム的スリッパが匂っている気がして死にたくなる。実際、匂い嗅いでみたら、ただゴム臭いだけなんだけれど、トイレでスリッパの匂い嗅いでる自分がまたイヤになって帰りたくなった。
 そういう風にして毎日過ごしております。落ち込んだりはしないけれど、私は元気です。いつか訴えられる気がする。派遣さんに。それはそれで辞める理由になるから良いのである。それくらいビバ無関心空間