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最近は写真日記。

新しい問いを発見できるか、否か、それだ問題だ

頭の回転が速いってどうすればなれるのでしょうかより。

具体的には、よく頭がいいって言われる人は「リアルタイム思考力が高い」と言い換えられます。例を挙げると、しゃべりながらでも考えられる、とか、就職活動のGABのような試験を練習せずすらすらこなせる、といったような事です。私自身、机に向かい図に描けば30秒で答えが出る問題でも、会話の最中では全然考えられません。仕事上かなり困っています…。
事前に想定問答を準備しているのでしょうか。記憶力がいいのでしょうか。論理的思考能力が高く、さらにその思考スピードも速いということなのでしょうか。

 この質問に対して、コミュニケーションを例に解答し、質問者の反応が良かったのが以下の答え。

人付き合いから習えると思います。
要は友達(付き合いのある人)をいっぱい作る->コミュニケーションを増やす->考える事が増えると言う形で、短い時間で、いい返事をするという技を鍛えられると思います。
いい返事というのは奥が深く、如何に相手にあった答えを出すかそういう点に注意していくことで、よりまわりの状況を把握できるようになり考えの選択肢が増えていきます。
キレる人というのはおしなべてコミュニケーションにも長けているので、逆にそういう方面から攻めていけるのではないでしょうか。

 それ以外を簡単に分類してみる。

 以下は単純に処理能力が「速い」例。

暗算ができる人と、電卓で計算する人との違いみたいなものです。
暗算脳と電卓脳の違いです。

私は汎用コンピュータのプログラム化の分析をしていた事がありますが、今のパソコンはCPU速度も速く、記憶容量も大きいから、効率の悪いアルゴリズム、ロジックでもメッタヤタラにぶん回せば、そこそこの時間で答えが出ますが、昔のコンピュータはCPUもメモリーも高価だったので、効率の良いプログラムで(不要なロジックを飛ばし)記憶装置もあまり使わないように心がけていました。丁度、青年と老人みたいなものです。でも、どちらが、正しい判断の答えを時間内に多く出せるか、正解率はどうかと言えば、どちらともいい難いですね。
私がいいたいのは、あわてて答えを出して、それで突き進む事はない。じっくり考える事も大事。あたなの回転の速さを競うのは、何の自慢にも成らない、「粗忽者」を自慢しているようなのもです。

 以下は経験(学習)から来る問題(論理)解決が「速い」例。

多くのデータを持ち、処理能力も高い。従って切り替えも早い。しかし、固定化されたデータベースが重荷となってその人特有のパターンでしか思考できません。
汎用性は高いのですが、飛躍的な発想が基本的に困難な思考形態です。

経験があるから答えがわかる。何度も練習を重ねてるから応用で答えが分かる。
記憶よりすばやく答えを導き出す方法。
仮説(仮の答え)を立ててそこからの差分を埋めてすばやく答えを出す方法も早道だと思います。
探偵のように説明しながら答えを実証または修正するなどです。
ロジカルシンキングについては早く答えるというよりもまずは漏れなくダブりなく問題の本質を
把握するほうが重要だと思います。結果ブレることなく早道になると思います。

人間の「頭の良さ」、「賢さ」はその人の経験や頭の構造(モノの見方、感じ方、考え方等)に強く影響されると思います。

 以下はコミュニケーション上で対応が「速い」例。

頭の回転が速い人は大抵、語彙力が高いです。
会話している相手が自分の発した言葉を知らなかったり、
イメージできていないようであれば、即座に別の言葉で言い換えます。
カタカナ語を日本語にする、と言うレベルではなく、
日本語でも同義語を3つくらい出します。

芸人さんはだいたい頭の回転がよくていい会話をぽんぽんしているようですが、スタジオに入る前とか、カメラがまわる前はもの凄くいろんな事を考えています。
ありとあらゆる想定問答を準備しているという感じです。

「本を読みながら数を数えられる人」と「数えられない人」がいることを発見したそうです。論理的な思考中に、単純な作業も平行してできる人と、できない人がいるわけです。
相手の話を聞き・理解する、という論理思考中に、「関連事項を検索」することができれば、この場合の「回転のいい反応」ができると思われます。この、検索が出来るタイプの人は、検索しやすくする訓練をすればよいのでしょう。いわゆる「引き出しを多くする」方法です。

 「頭の回転が速い」を簡単に分類してみると、処理能力速度、経験値(学習幅)とその検索(整理)精度、応答速度と解答精度ということになるだろうか。当初の質問は、どちらかというと処理能力速度を意図している様なので、「頭の回転が速い」の解答としては妥当なのだろう。付け加えるとすれば、マルチタスクでも落ちない処理能力、ということになるだろうか。ただし「頭がいい」の答えとしては、不十分だと思われる。以上の事柄にプラスして、新たな(全くの別視点からの)問題を提出し、その解答方法を示せる、という要素も必須になるだろう。