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最近は写真日記。

ここは埼玉です

 まず、地震津波によって被害に遭われた方、亡くなられた方、心からご冥福をお祈りします。避難されている方、少ない物資の中、本当にみなさんの協力でなんとか凌いでいる状態だと思います。何もできずにいますが、一刻も早い復興を心から願っています。

 毎日報道で明らかになっていく被害。被災地の方のメッセージ、本当は私たちがエールを送らなくてはならないのに、逆にエールを送られている気がします。みなさん「私たちはなんとか元気にやっています」と。本当に頭が下がる思いです。そんなこと感じているのは私だけではないはず。
 そう思っていますが、ここさいたま市ではスーパーに物がありません。それどころか、奪い合う様。本当にたまたま食料がない方もいるはずです。本当にガス欠の方もいるはずです。本当にティッシュがない方がいるはずです。なぜ「自分」だけなのでしょうか?週末にしか車を出さない方、週末まで待ってガソリン補給して下さい。物資を配送しなくてはならないトラックのガスが足りません。ここは埼玉です、被害もないのにどこへ逃げるつもりですか?
 明日の子ども達のお弁当の材料がないのでスーパーに行きました。開店前に到着したのですが、中高年の行列。車が通る道路に並んでいたので、私はベビーカーに子ども二人で危ないので、列から外れて待っていました。オープンすると共に、我先に店内に入るおじさん・おばさん。私は列が全て入ってから店内に。納豆売り場の近くにはおばさんが納豆の奪い合い。カートで通路をふさぎ、買い物カゴで子どもの頭をぶつけ、「ほら、二つとったから!」といらない譲り合い。私は「子どもがいるんですけど!カゴ!!!」を激怒。でもおばさんは自分のことだとは思っていない。ムシ無視シカト。納豆、そんなに食べたいですか?毎日そんなに欲していますか?よく割引シールが貼られている納豆見ますけど。おかしいですね。そんなに納豆納豆なら割引シールなんて貼らないはず。子どもを突き飛ばしてまで納豆ほしいですか?そしてあれだけ立って並べるのになぜカートを使うのですか?店内が混んでいるのは一目瞭然でしょう。邪魔なんだよ。カゴ持てないなら持って帰れないでしょう。
本当に怒りでいっぱいです。おじさん、おばさん、少しは考えましょうよ。最近の若い者は・・・、って言える立場ではないですよ。私たちから見たら恥です。小さい子どもに譲れないなんて日本だけでしょう。理性を失って食料を蓄えなくてはいけない状況じゃないでしょう。被災地の人のことを考えたら恥ずかしいです。
そんな怒り狂ってる帰り道、1人のおばさんが「たいへんでしょう?3人もいて。買いたい物も買えないでしょう?これ、買えたからどうぞ」とお一人様2点までの菓子パンを2つ子ども達にくれました。その気持ち、本当に涙が出るほど嬉しかったです。こんなおばさんもいるんだなって。素敵です。余裕が感じられました。私も怒りを抑えて、冷静になろうと思いました。

33歳

 気がつけばゾロ目である。15年前、僕はオーストラリアで年を重ねた。考古学をやると決心していた。10年前、僕は発掘現場にいた。5年前、僕はイタリアから帰国し結婚していた。
 何とも駆け足だった。オーストラリアから15年も過ぎたとは実感できない。何も変わっていない、と感じている。成長していない、と表現するのが正解だろうか。勉強が足りない。覚えることが山ほどある。読まなければならない本が山ほどある。たった15年間で僕はいったい何を学んだろうか。少なくともイタリア語は学んだ。考古学もかじった。発掘が新聞記事になった。ビジネスマンとしてもどうにかやっていけそうだ。子供も授かることができた。胸毛も生えた(そう言えば胸毛が生え始めたのは15年前だった)。
 こんな僕を見限らない人たちがいて、何と言って良いのかわからない。僕は考古学をやる、と決めているけれども、客観的に見て多分そんな能力は無さそうであって、実際実績もあったもんじゃない。反面、ビジネス面では実績?を積み上げることができているけれど、何ら考古学に返るものがなくてびっくりするのである。それでも、僕を信じてくれている(と勝手に思っている)人たちがいて、それが何よりの救いなのである。
 現実逃避せずにやっています、というのが現在だとすれば、5年後、10年後、15年後はしっかり自分に応えてあげたいと思う。『人生最大の遅刻はなんですか?』というWeb上の質問に、『過去の自分との約束に、未だに遅刻している』と答えるしかなかった自分を認めたい。
 考古学をやります。歴史に携わります。それがゾロ目の決意なんだけれど、一つ道が開けたのは、例えば経済や経営方面からのアプローチもできるだろ、と。何というか、簡単に言うと、日経新聞てそんな取材でできるのね、ああ、日常で言うところの経済ってそんなものね、と。だったら、通用するじゃないか、と思ってしまった自分がいて、考古学に戻るのに、そんなアプローチもあるのね、というのがきっとこの5年間の集大成なのだろう。
 アカデミアで食っていくのは大変だ、というのは理解できたけれど、それは実力の所為じゃない、というのもある意味理解できた。いや、実力もあるけれど。問題は実力じゃなくて、構造だ。それと、世の中天才なんてそういないというのも、超大企業とかエリート官僚とかに会ってやっとわかった。みんな努力しているだけで、そっから先に行けないGood Player。id:KEN_NAITOとかkojiさんとか、id:laquilaの存在の希少性の再認識である。やはりスゴイのね、あなた達は、と。
 なので、これからもよろしくお願い。想像通り30歳以降の人生は未知だったけれど、何とかやっている。道は迂回しているけれど、行き着く先は結局同じだと思っているから、その時に過去の自分との約束を守りたい。随分と遅刻することになるけれど、それでも必ず行くから。僕は、必ず行くから。

猫とお化けと公園の週末


猫なのです。

恥ずかしいので、もうやめてください。

ぼくはお化け。

たべちゃうぞー、的なダンス。

出番のないちびちびジュニア。

はいはい、退出ね。

自己紹介は恥ずかしいのです。

するする滑ります。

滑り台の下はトンネル。

滑り台の上から。

ちょっと休憩です。

ちっちゃくまとまります。

砂場で1人遊び。

君が人生の時

 僕が人生の時は、さて来るのか、という問題は見過ごそうと思う。いつでも僕が人生の時なのだ。いつだって、僕が人生の時なのだ。「いつか」は来ないし、「その内」なんて暇はない。いつだって「今」が人生の時だ。その人生を選択しているのは、いつだって「自分」だ。選択できる自由があるだけましだ、という話だ。
 “掛け替えのない昨日”は、“投げ出しそうな今日”の連続でもある。好きなことを持続させることは、好きなことをやっている、という現状認識に矛盾する時もある。同様に、好きなことをやっている、という現状認識は、結果的に好きなことをやれなくなる、という矛盾を抱えている。持続性とはそういうものである。やっていることが好きか嫌いかである限り、ついて回る問題でもあるのだ。
 大人になれ、という年賀状を頂いた。相変わらず僕は僕にしからならない、と思っている。子供が皆大人になるわけでも、大人が子供に優れるわけでもない。子供は大人になれるが、大人になった人間は子供にはなれない、という不可逆性を伴う。僕には関係のない話だ。大人だと思う人間だけでやって頂ければ着地できる話だろう。妥協点で着地すれば良い話である。大人らしく。
 目の前に“君が人生の時”を謳歌する人間がいる。半身として相応しいと思っている。でなければ、人生を一緒に歩めない。
 充実はいつなのかわからないが、充実を感じられる程、未だ人生に退屈しちゃいない、ということでもある。ど真ん中にいる、というのは人生も仕事も同調していて、今まで半身だった日常がやっと人生に影響を及ぼしつつある。仕事がやっと仕事らしくなってきた、と言えば簡単だろう。
 企業人の意味がわかってきた。組織人とか中間管理職とか社会人とか。責任転嫁できるだけ、やはり社会人てのは楽だと思う。結局誰かの所為にできる。会社や経営者や環境や社会や。随分と当事者意識に欠けるものである。学生よりも一段と当事者意識にかけるのである。卒業できないのは自分の所為だと納得する癖に、給料が上がらないのは会社の所為にできるのだ。
 勿体なくて抽象の所為になんてできない。これは“僕が人生の時”だ。僕が見ている社会の物語だ。誰かの所為にするなんて、それこそ勿体ない話だ。贅沢に行こうと思う。存分に楽しもうと思う。歩む人生が見えている分、死ぬときに充実を笑える様に。

明けましておめでとうございます

 去年は今までとはまったく違う年でした。まともな学生なんて初めてだし、こんなにも机に向かったことはなかったし、以外にも成績も付いてきてくれたし。いやぁ、本当に充実した1年でした。
こんなにも充実した1年を過ごせたのも、いろんな人が協力してくれたからです。ありがとう。でもやっぱり一番感謝しなくてはいけないのは家族だね。忙しい毎日に歩調を合わせてくれてありがとう。家事も怠ってしまってごめんなさい。いつもいつも助けてくれて、背中を押してくれて、笑顔をくれて、あったかい気持ちにさせてもらって、私は本当に幸せものだなぁって思います。ジュニアもチビジュニもチビチビも、本当にありがとう。あなた達がいてくれるから、ママは頑張れます。なのに、たくさん怒っちゃってごめんね。でもでも、本当に心から愛してるよ。誰が一番とかじゃなくて、みんな大切な命です。
ain_edは今年も変わらず、宇宙一です。笑
今年もみんな健康で、平凡な1年でありますように。頑張るぞ〜!!!